KKJ-環境共生住宅推進協議会-  

地域からの便り  

 

2008年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近の記事
ベトナムからの便りNo.2『暑い夏 ..

東京からの便りNo.5『梅雨時の生 ..

ドイツからの便りNo.5『初夏を味 ..

デンマークからの便りNo.10 『デ ..

東京からの便りNo.4 『春の花便り ..

ドイツからの便りNo.4 『待ちに待 ..

ベトナムからの便りNo.1 『ハノ ..

デンマークからの便りNo.9 『デ ..

東京からの便りNo.3『世田谷ボロ ..

過去ログ
2010年 7月
2010年 6月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年11月
2009年 9月
2009年 3月
2008年12月
2008年10月
2008年 8月
2008年 5月
2008年 4月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月

 

≪ ヨーロッパからの臨時便 第3回 ..  ¦ トップページ ¦ デンマークからの便りNo.6 『社 .. ≫


デンマークからの便りNo.5『Jorn Utzon』
前回の便りから、もう一年がたとうとしています。
デンマークはクリスマスが近づき、今年もコペンハーゲンの街にはクリスマスのイルミネーションが点り、プレゼントを選ぶ人々の姿を見かけるようになりました。

081218h01
デンマーク王立劇場のなかのクリスマスデコレーション。


そんなクリスマスムードが町に漂いだした、11月29日に デンマークの建築家Jorn Utzon が90歳で亡くなりました。

3年前まで働いていたランドスケープ事務所のボス Jeppe Aagaard Andersen が夏のある金曜日に所員を自宅に招待してくれ、バーベキューをしたことがありました。
私は彼と一緒に、自宅近くのスーパーに買出しに行ったところ、彼が、Tシャツ、短パン姿の背の高いスラリとした素敵な老人と立ち話をしているな、と思ってみたところ、それは、Jorn Utzon でした。 コペンハーゲンのあるシェラン島。その北の海岸に沿いの風景、ブナの森と海。 Jorn Utzonと彼の建築を思うとき、それらは私の頭の中ではしっかり結びついています。

081218h02

フレデンスボーのテラスハウス。 シェラン島北部にある、フレデンスボー城のすぐ脇にある、集合住宅は外国に長い間住んでいたデンマーク人で作る協会のために作られたものです。彼らがデンマークに帰ってきたときに良い住環境で暮らせる住まい。
このテラスハウスのすばらしいのは、やはり、ゆったりと傾斜した地形のなかに、それを尊重しながら黄色いレンガで囲われた家屋を配置し、それにより、周りの環境、風景を誘い込むオープンスペースと、それと対照的な家屋へのアクセス機能を持つスペースをドラマティックに際立たせていることだとおもいます。
一軒一軒の住宅が周辺の風景に開かれると同時に、閉ざされている。このコントラストは考えてみると、デンマーク人の気質にも通じるものがあるかもしれません。
デンマークに帰って、ここフレデンスボーテラスハウスに暮らす人々。海外の思い出など物思いにふけながら、毎日の生活を送るのに最高の環境かもしれません。

081218h03
アクセス機能を持つパブリックスペース


081218h04

081218h05
黄色いレンガの壁と緑の対比


彼の建築はいつもドラマティクです。
2004年に仕事で訪れたシドニー。そこであのシドニーオペラハウスを目にした瞬間は忘れられません。シドニーの港に半島のように突き出したサイトに佇むオペラハウスは、建築というよりも、海に佇む彫刻のようでした。コンペ案でさらりと描いたスケッチから、オペラハウスを立ち上げるまでのプロセス。そこに一貫してあるのは、合理的な美、それを生み出すシンプルで力強い考え方。風景の中のシルエットから、ディテール、マテリアルにいたるまで、それは貫かれています。

081218h06

081218h07

Jorn Uzton の建築はいつも建築の中に力強い連続可能なシステム、詩的なストーリーがあります。それは海と森とに囲まれた、Jorn Uztonの生活環境の中から産み出されたのだなと、今あらためて、彼のいなくなったデンマークにて思いました。

081218h08
シドニーオペラハウスの脇あるJorn Uzton の言葉


081218h09

★『デンマークからの便り』バックナンバーを読む
特派員:林 英理子(デンマーク在住のランドスケープデザイナー)
No.4『デンマークのクリスマス』
No.3『デンマークの住宅、建築事情』
No.2『デンマーク、自転車生活』
No.1『10回目の夏』

10:40, Monday, Dec 22, 2008 ¦ 固定リンク ¦ コメント(0) ¦ コメントを書く ¦ 携帯

■コメント


■コメントを書く

名前:

メールアドレス(任意):
    

URL(任意):

この情報を登録する

内容:

パスワード(任意):

ヒューマンチェック(選択した計算結果を入力):

△ページのトップへ
 

最近のコメント
sakae on デンマークからの便りNo.10 『デ ..

kyoko on デンマークからの便りNo.10 『デ ..

k.hiromi on ドイツからの便りNo.2『明かりの ..

C.Suzuki/AVENTE on デンマークからの便りNo.7『物を ..

最近のトラックバック

携帯で読む
   URLを携帯に送る



フリーソフトで作るブログ