環境共生住宅と資源循環
地球が3つ必要?

 私たちは生活しながら、様々なものを消費しています。例えば、朝、学校や会社に行く前にシャワーを浴びる時、水をお湯に沸かすためガスや電気を使います。髪の毛を乾かすドライヤーにも電気を使いますし、脱いだ衣類を洗濯機で洗う際にも、水や電気や洗剤を消費しています。こんな朝の一こまだけで、私たちは様々な種類のエネルギーや資源を消費しています。
 これを1日、1ヶ月、1年、そして一生と考えるとどうでしょう?ちょっと想像してみてください。

 なお、先進国であたりまえに行われている「資源を大量に消費することで快適性を得る生活」を、特に人口が多いインドや中国の人たちみんながするようになると、「地球3つ分の資源が必要になる」と言われています。

環境共生住宅と資源の循環利用

 資源の枯渇はいまや、遠い未来の話ではありません。石油の値上がりなどで、実感している人も多いでしょう。限りない資源はほとんどないのです。
 環境共生住宅では、こういった地球規模の環境問題を視野に入れ、「資源を高度に有効利用する」といった目標が掲げられています。住宅の建設・居住・廃棄の様々な段階で、なるべく少ない資源で行うことを目指しているのです。
 では資源を高度に有効利用して家を建てるには、今までの利用の仕方をどんなふうに変えていけばよいのでしょうか。下の図で比較してみましょう。

 家を建てる時を例にあげると、今までは、資源を資材やエネルギーに変えて、建てた建物を使い、最後は廃棄するという一方通行のような形で利用してきました。しかしこれからは、3Rの循環型利用に取組んでいかなければなりません。
 
  3Rとは、ゴミを出さないようにする「Reduse(発生抑制)」、ゴミにしないで、別の用途で使用する「Reuse(再利用)」、化学的な処理を経て別の製品に再生される「Recycle(再資源化)」のこと。この他にもReconvert to Enargy(エネルギー源への利用)という方法もあります。これらの資源循環を支えるのはRefine(分別・分解)という行為なので、全て合わせて「5R」ともいいます。

地球は1つしかない
 
 1つしかない地球の上で、私たちは生きています。そしてその地球が長い時間をかけて蓄えた資源を、私たちは使いきろうとしています。限りある資源を大切に使いながら、より豊かな家づくりや暮しを作るために、私たちは、考えるだけでなく、実際に行動することを求められているのです。
 では、資源循環の現場を見ながら、私たちに何ができるか考えてみましょう。

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