寒さと人の関係 家と寒さの関係 どこを暖めればいいの? あたたかくすごす冬の工夫
寒さと人の関係

寒さの厳しい時期にこそ、自然の力を利用してもっと暖かく過ごしたい。
でもどうやって?

まずは人が寒いと感じるメカニズムから、そのヒントを探すことにしましょう。

なぜ「寒い」と感じるの?

人の体は外部の気温とは関係なく、中心部では常に37度くらいの体温を保っています。このバランスが崩れて中心部の温度が低くなりすぎると、低体温症のように生命の危機に関わる状況になります。
外気温に関係なく体温を一定に保つために、人体は飲食によって体内に取り込んだ熱を、血液の循環や、汗の蒸発、呼吸などによって外に放出していきます。この熱の放出量を調整することで、ほぼ一定の体温が保たれているのです。
温度(熱)は高いところから低いところへと流れる性質を持っているので、人の体温よりも周囲の温度(気温)が下がる季節は外気に体の熱を奪われやすくなります。体内の熱をたくさん奪われると、人は「寒い」と感じます。

しかし同じ気温でも、人によって感じる「寒さ」は同じではありません。
それはいったいなぜなのでしょうか。

 

小学校の校庭で子供たちはサッカーの練習中。
子供たちは薄いユニホームでも元気いっぱいですが、見ているパパたちは今にも凍えそうです。


人によって感じる「寒さ」が異なるのは、気温だけが寒さの決め手ではないためです。
寒さ、暑さを感じる感覚を「温冷感」といい、6つの環境要因によって決まると考えられています。
6つの環境要因「温度」「湿度」「風速」「輻射」「活動量」「着衣量」によって、暑さや寒さが決まるとすると、この6つの要因を意識的に取り入れたり、削ったりすることで快適さをコントロールすることは可能なように思えます。


では、寒い日を暖かく過ごすためには、どんな工夫が必要なのでしょうか。
暖かさを取り込む

女の子が居間でママのお手伝い。
太陽の光がたくさん当たっている部屋はとても暖かそう。


この部屋が暖かいのは、太陽光により部屋の中が暖められているためです。

太陽の光は物にあたって熱エネルギーに変わります。
ひなたぼっこをしている猫の表面が暖かかったり、干した布団が暖かかったりするのは、この熱によるものです。

温度(熱)は、高いところから低いところへと流れる性質を持っているので、暖められた床や壁から温度の低い部分へ熱が移動していきます。また、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に行くので、部屋の中に還流が起こり少しずつ部屋の中が暖かい温度で満たされていきます。

冬を暖かく過ごすためには、 6つの環境要因「温度」「湿度」「風速」「輻射」「活動量」「着衣量」をうまく組み合わせる工夫が必要です。
その際には、太陽光を利用して部屋を暖める工夫も大いに役立ちます。

ではどんなふうに太陽を利用できるのか、次のページで例を挙げて見ていくことにしましょう。

冬は太陽を利用する

<こちらもオススメ>今年の冬は、KKJの「冬の5カ条」で、もっと暖かく、もっと省エネに!

KKJの冬の5カ条
寒さと人との関係 寒さと人との関係 寒さと人との関係 寒さと人との関係
KKJ特集・バックナンバー一覧

緑と共に暮らす

水と共に暮らす

鳥と共に暮らす

涼しく過ごす夏の工夫

環境共生住宅と美しい日本の風景

あたたかく過ごす冬の工夫

環境共生住宅と資源循環