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見学会報告レポート
平成12年度第4回 報告レポート
環境配慮・持続型高性能木造住宅『サスティナー』
N邸/モデルハウス見学
01年4月13日

 
sustainerとは、支える人や物、維持する人や物という意味。『維持する物【住宅】を支える人【お施主様】』を意味し、住まい(住宅)を社会的資産と考え、施主とともに永く維持させることをめざすものである。また、「住宅産業の理想は地場の住宅建築会社が担う」といった理念に基づき千葉県での住宅供給を行っている白門建設。今回は環境配慮・持続型高性能木造住宅「サスティナー」をハウジングガーデン千葉総合住宅展示場に。また、白門建設のご配慮及び居住者の方のご好意により「サスティナー」で建設された実際の住宅「N邸」の見学も行われた。

千葉の家づくり-白門建設の理念
住まいは気候や風土と密接な関係にある。千葉県は地球の経度でいえば、ヨーロッパとアフリカ大陸の間にある「地中海」にあたり、温暖な気候に恵まれた地域といえる。この風土には、今のはやりともいえる「高気密・高断熱」のような高い経度に位置する家づくりではなく、日本特有の「高温・多湿」に対応した住宅のほうが適している。
また、住まいは地域の社会資本であり、地震や台風・火災などの災害から住む人と地域社会や生活を守るものでなければならない。「サスティナー」は「健康的な暗しと人生の基本を健康な居住空間から」という理念の元に開発された商品であり、これを提供していくことで快適な住まい、快適な暮らしを実践し、エコロジーな輪が小さな地域から大きな地域へと広がることを願っている。

N邸見学
施主のN家では「環境を配慮した住宅を提供してくれる会社」を千葉県で探していた。そんなとき紹介されたのが白門建設であった。定地借地権を利用した約40坪の住宅は、まだ入居したばかりの新築。できたばかりの家は塗装剤や接着剤などの臭いがきついものだが、この住宅では木のいい香りがしていた。
外観から想像されるより広く感じられる室内で目に付くのは、壁、床、建て具などに木材が多く使われていることである。木製建具は全て通気を考慮した設計になっており、戸を閉めた状態でも風が抜けていく。

N家ではご夫婦ともに職業柄、蔵書が多いため、僅かなスペースを活かして本棚を設置。

素材にも配慮する
畳敷きの下には木炭を敷き詰め、調湿効果を上げている。また粉状にした炭を基礎の内側に塗り、防蟻剤は使わない。
N邸ではリビングからつながる和室に子供のおもちゃが置いてあった。畳敷きの部分とリビングの床部分の段差は10cm程度。南に面した窓から日がやわらかく差し込み、安心して子供を遊ばせられる空間となっている。


温故知新の付き合い方
「夏をもって旨とすべし。」とは昔から伝わる日本の住まいの在り方である。しかし、夏だけでなく冬も過ごしやすくするための工夫もある。サスティナーは庇部分に蔓性の常緑樹を置く事で、夏場は生茂った藤の葉が直射日光を防ぎ、冬場は藤が枯れているため部屋の奥まで日射しが届くといった、それぞれの季節にあった日射遮蔽を行っている。


(上)N邸の藤棚/
新築なのでまだ蔓は絡まっていない

(下)モデルハウスの藤棚/
蔓性の植物はアサガオ、ヒョウタン、ヘチマなど 実や花がなるものを植えると楽しめる。

棟換気は家全体の熱を動かす。
天井面近くに設けられた3面の開口部は 光と風を家の中に採り入れ、 設備だけに頼らない、 温度調整を行う。
(1) (2)
(3) サスティナーの作り付け建て具は、閉まっている状態でも風が抜ける設計になっている。
(1)洗面・脱衣室の収納棚:天板がすのこ状になっている。ここでは杉板を使用。
(2)各居室の入口部分に設けられた通気口:プライバシーを守りつつ、通気を行う。
(3)下駄箱の扉にはパンチングメタルを使用:中は杉材のすのこ棚になっており、湿気と臭いを排出している。
住み手の心得
白門建設では、住み手側にも住まい方の作法を学んでもらっている。環境を配慮した暮らしは建物「ハード」の面だけではなく、住まい方「ソフト」の面も実践していかなければ成立しないことを知っているからである。
また、高気密型の住宅はホコリがたまりやすいので、清掃、手入れがしやすい設備機器を導入するなど、住み手にかかる負担を軽くする配慮もされている。
プライバシーを守りつつ、涼を得る:
暑ければ障子を開けて風を通し、寒ければ閉める。住み手の何気ない動作が涼を生む。当たり前のようだがエアコンなどに頼り切っている現況で、忘れがちになっている作法の一つである。またプライバシー確保のため入口部分の障子は一番上と下だけ摺り上がる。
家の中に風を通す
サスティナーではエアコンのいらない家を実践するために、屋根断熱と天井断熱の二重断熱による断熱計画を行っている。また吹き抜け空間にはシーリングファンを設置、熱を均等に家中に対流させているので冷房費、暖房費などの光熱費を大幅に削減している。
また建具の扉や天板も風が抜ける構造にしているため、収納部分に湿気が溜まらない。
上から光と風を取り込み、逃がす(N邸/天窓)
下から光と熱を取り込み、逃がす(モデルハウス/地窓)
上下に設けられた開口部は風の通り道を作り、 住戸内の気流を循環させている。



■お問い合わせ
【展示場】
 ●ハウジングガーデン 千 葉
千葉市稲毛区園生町386-1 TEL. 043-253-8880
 ●穴川展示場
千葉市稲毛区穴川町387-2 TEL. 043-254-2288


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