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見学会報告レポート
平成14年度第1回 報告レポート
グリーンティエラ星ヶ丘
02年7月22日(月)

 グリーンティエラ星が丘(第2回)  
今回の見学先は、グリーンティエラ星が丘である。既に、昨年12月にはモデルルーム(パビリオン)と施工中の現場を見学させていただいている。今年の1月に竣工してから約半年が過ぎているわけであるが、何か幼い子供の成長ぶりを久しぶりに見るような、そんな期待を込めての見学会であった。  今回もまた事業者である(株)大京、扶桑レクセル(株)のご協力をいただくとともに、入居者からも4名のご参加をいただき、意見交換会において、住まい手の立場としての貴重なご意見をうかがう機会を得た。

グリーンティエラ星が丘の環境共生
 グリーンティエラ星が丘は、(財)建築環境・省エネルギー機構による環境共生住宅の認定を受けた集合住宅である。
 認定を受けた技術(=グリーンティエラ星が丘を特徴付ける高度な環境共生要素技術)は
○室内、外構仕上材の再生材の積極的活用
○緑のネットワークの中核と なる緑地の形成
○計画から維持管理に至る環 境共生推進活動 の3項目である。


▲駐車場棟屋上のビオガーデン ▲雨水を利用した池
▲酒樽を利用した雨水貯留タンク ▲枕木を利用した装飾・歩路

▲住棟部分の屋上緑化
▲廊下部分の建物緑化
▲1階住戸の専用庭
▲移住者が自主管理する部分の植栽ー環境共生委員会と業者の間で、植栽の密度について検討が行われる

緑のネットワークの中核となる緑地の形成
 グリーンティエラ星が丘は、敷地内はもちろんのこと、住棟や駐車場棟、エントランス棟の屋上等において積極的な緑化が行われている。これらの合計面積は2000m2以上。敷地面積5754m2に対して36%が緑化されていることになる。
 その中でも一番の目玉は、やはり駐車場棟屋上のビオガーデンとエントランス棟屋上のクリエイティブガーデンであろう。
 ビオガーデンには、雨水を利用した池が設けられている。池の脇には酒樽を利用した雨水貯留タンクが設置されている。池の水は、基本的にはこの雨水のみを利用し、循環もおこなっていないということであるが、これからの長い夏を考えると、どの程度雨水だけで賄うことができるのか、多少心配なところでもある。
 池の周囲には、様々な種類の植物が植えられているが、そこからは、新しく造られた割には人工的に造り込まれているという印象は受けず、むしろあまり手を入れられておらず、自然なままの姿という印象を受ける。個人的にはビオトープとしては、この方が好ましいのではないかと思う。ここの管理は、後述する環境共生委員を中心とした住民の自主管理となっているが、「身の丈の管理」、つまり人間の側があれこれ必要以上のことをせず、ある程度自然のもっている力を活かした管理を行うことを心がけているということである。
 住棟の屋上緑化については、一部がルーフバルコニーとして利用されている。写真は立ち入ることができない屋上部分の緑化である。写真からは判りにくいが、見学会当日、この芝生に一羽の鳥がやってきて羽を休めていた。すでにこうした鳥やその他の小動物の通り道となっているのだろうか。今後、たくさんの小動物がこのビオガーデンや屋上にやってきて、文字通り、この地域における緑のネットワークの中核になることが期待される。


グリーンティエラ星が丘における環境共生推進活動
 グリーンティエラ星が丘には、環境共生活動の自主基準、「環境共生憲章」が定められている。これは、おそらく日本の集合住宅としては初めての試みと思われる。この憲章は、入居者同士のコミュニティ形成や入居者による環境共生活動の推進を目的としており、環境共生活動の理念や活動目的、指針が記されている。その具体的な活動要領は「環境共生活動細則」の中で定められているが、この細則に基づき8名の環境共生委員が組織され、環境共生活動の自主的活動の推進を担っている。委員会は毎月第2土曜日の夜に開催されているということである。現在の活動について、意見交換会に参加された環境共生委員の高麗さんは、「今のところは植栽についての問題点を業者に伝え、今後、居住者の方々がきちんと自分たちで管理できるようにしつらえてもらえるようにする等、その解決への取り組みが中心となっているが、今後はイベントやコミュニティ活動に拡げていきたい」と語っていた。

 1月末の竣工後、これまでに行われてきた主な活動としては
  • クリエイティブガーデンでのガーデニング講習会 2回
  • 環境共生委員会 2回
  • 植栽のお手入れについての説明会
である。(7月22日現在)
 2回のガーデニング講習会では、入居者同士の新しいコミュニティが形成され、自主管理も軌道にのりつつある、とのことである。
 意見交換会に参加していただいた居住者の方々からは
  • 環境がよいという理由でこのマンションを選んだ
  • 健康に配慮した建材が使われている点がよい
  • 屋上開放を前提とした緑化をしてほしい
  • 緑化面積がやや少ない
  • 植栽とフェンスの間のちょっとし た隙間の草取りがしづらい
  • 靴についた泥を洗う場所がほしいなど、住み手ならではの貴重なご意見をいただくことができた。
 最後に高麗さんは、「花や緑のあふれ、たくさんの小動物がいるようなマンションにしていきたい」と抱負を語ってくれた。環境共生マンションとしてその第一歩を踏み出したグリーンティエラ星が丘。居住者の環境共生活動への自主的な関わりにより、今後、どのように成長し熟成してくのか。何年後かに再び訪れてみたい。
 

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