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見学会報告レポート
平成17年度第1回 報告レポート
愛知万博
(バイオラング・NEDO新エネルギープラント)
05年4月8日(金)

愛知万博は「自然の叡智」をテーマとした国際博覧会で、持続可能な社会の構築に向けて、自然と融合した技術力を、さまざまな取組みという形で見せている。バイオラングや新エネルギープラントもそうした取組みの1つとして万博会場内に設置されている。

 
バイオラング
バイオラングについては(財)都市緑化技術開発機構の菊地主任研究員からご説明いただいた。バイオラングは愛知万博会場内に設置された世界最大級の緑化された垂直壁であり、会場における魅力的なランドスケープの創出だけでなく、今後の都市におけるCO2対策や微気候を緩和する装置としての役割が期待されている。
バイオラングの緑化デザイン
バイオラングは、庭から里山・奥山へと多層的に連なる日本の風土をそのデザインの中に取り入れている。そして導入する植物にはできるだけ日本古来の種類を取り入れたほか、バイオラングタワー(中央の2つの高い部分)では鎮守の守を再現しており、全体として「自然と共生した日本の美しい風土」を感じさせるデザインを目指している。

バイオラングの構造と水循環
バイオラングは、スクリーンとタワーの構成からなる「多様性」「多層性」を表現した構造となっている。スクリーン部は、再利用可能な鉄筋を活用したモジュールシステムを組み、汎用性の高い自立構造壁を実現しており、そのモジュールに合わせて1350×1350 mmの緑化パネルが取り付けられている。そしてこの緑化パネルに、芝草、コケ、セダム、ツル植物、地被類、観賞草花、野生草花、潅木など約200種類もの植物が植えられているのである。
 潅水システムは垂直、水平方向に張り巡らされた潅水管を通って水が流れるが、雨水も利用した循環システムが採用されている。

NEDO-新エネルギープラント
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、愛知万博のテーマ「自然の叡智」を具現化する施設として新エネルギープラントを博覧会会場内に設置し、ここで発電した電力を長久手日本館に供給しているほか、NEDOパビリオンへも供給しており、分散型エネルギーシステムの本格的な導入への足掛かりとして研究が進められている。
この研究の目的は以下の3つである。

1.新エネルギーによる分散型エネルギー供給システムの開発
2.地域循環型エネルギーシステムの具現化
3.先端的環境・エネルギー技術を世界へ発信・アピール


新エネルギープラントでは、メタン発酵ガスや高温ガス化ガスを活用した「溶融炭酸塩形」や都市ガスを燃料とした「りん酸型」「固形酸化物形」の3タイプの燃料電池発電に、自然変動電源である太陽光発電、電力貯蔵を担う「NaS電池」が組み合わされ、これらのシステム全体を「エネルギー制御システム」により制御・運用している。
このうち、メタン発酵システムや高温ガス化システムでは、博覧会会期中に出た生ごみなどの有機廃棄物やペットボトル、工事中に発生した不要伐採木などを原料に発電しているということである。
こうした取組みを含め、長久手日本館とNEDOパビリオンで使用する電力の100%を賄っているということである。
高温ガス化システム 両面受光太陽光発電システム
燃料電池(固体酸化物系)  


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