ENGLISH サイトポリシー サイトマップ お問い合せ  
  
トップ>見る・触れる>見学会見学会>インキュベーション・オン・キャンパス本庄早稲田
見学会報告レポート
平成17年第4回 報告レポート
インキュベーション・オン・キャンパス本庄早稲田

06年01月26日(木)

スケジュール

13:50      集合(早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター 1階)
14:00-14:40  全体概要説明 (財)本庄国際リサーチパーク研究推進機構
         環境共生の取り組みについての説明 (株)日本設計 岩橋祐之氏
14:40-16:00 施設見学
16:00-16:30 質疑応答 現地にて解散

第4回見学会では、「インキュベーション・オン・キャンパス本庄早稲田」(以下「IOC本庄早稲田」と省略)を見学した。
「IOC本庄早稲田」は、省エネルギー、省資源、里山に棲息しているオオタカへの配慮を主体とした生態系や自然環境との共生を設計コンセプトとした、「大学」と「地域産業」との共同研究施設である。
そして、その取組みにより、SB05Tokyo記念サステナブル建築・住宅賞において審査委員会奨励賞を受賞している。
(参加者31名)

 
IOC本庄早稲田の設計趣旨
見学会当日は、まず(財)本庄国際リサーチパーク研究推進機構の船田氏から施設全体の概要についてご説明をうかがった。その後、(株)日本設計の岩橋氏より、環境共生の取組みについてのご説明をうかがった。

IOC本庄早稲田の施設内には、大学院の研究室や民間企業との共同研究施設がある。環境系・情報系の研究を行う施設として、大学側と設計者が基本設計という比較的早い段階から連携をとりつつ計画を進めることで、サステイナブル建築としての様々な試みを実践できる、環境負荷の少ない、自然観用途共生した建築となることをめざしている。
 
サステイナブル建築としての概要
1.地形の復元と建物配置
かつての谷筋を埋立て、高校のグラウンドとして整備されていた敷地を、建築計画に合わせて元の地形に復元されている。そして年間を通じて谷筋を吹き通る風を自然換気に利用しやすいよう、建物を山側に寄せて配置している。
 
2.オオタカとの共生
近隣で生息するオオタカへの配慮として、生息状況を観察する地元団体と連携し、情報を入手しながら、繁殖期間中の工事中断、鳥類の飛行に配慮した屋上緑化、ガラス面が後退したファサードデザインなどによってオオタカとの共生を図っている。(現在、2カップルの生息が確認されている)
 
3. ソーラーチムニーによる自然換気
施設内の各研究室で自然換気を行えるよう、定風量換気スリットや窓から新鮮外気を導入し、廊下を介してソーラーチムニー(6.4m毎に14本配置)から上昇気流に乗せて排出するしくみとなっている。
窓際の放射冷暖房パネルとの併用によるハイブリッド空調が可能で、中間期には窓を開けて外気をパネル越しに導入すれば、自然風を利用して冷風を肌で感じることができる。
実測では、無風時でも6回/h程度の換気回数を確保できることが確認されている。ただしソーラーチムニーに設置されている排気窓の開閉は、居住者に任されており、自然換気という主旨への理解度が効果に影響する。
 
4.緑化庇
各室すべてに緑化庇が設置され、プランターボックスに植えたツタ植物を金属メッシュに這わせ、日射制御に役立てている。だた、金属メッシュ(アルミ製)が夏期にかなり高温となり、それが植物に影響を及ぼすため、対策を講じている、ということである。
5.格子天井システム
長寿命、省資源への配慮として、各研究室は木製格子天井を採用。改修、変更が容易になるよう、電源やタスクライト取付可能な配線ダクト、情報系配線ルート、照明器具が備えられている。
6.その他の環境配慮技術
その他、以下のような環境配慮技術が採用されている。
・放射冷暖房パネルとファンコイルユニット空調システムの併用によるタスク&アンビエント空調システム
・高効率自然冷媒ガスエンジンチラー
・雨水、空調ドレン水の再利用
・屋上緑化
高効率自然冷媒ガスエンジンチラー(左) 共有部分に設けられた放射冷暖房パネル(右)
屋上緑化の様子(左) 使用されている植物(右)

一つ前に戻る

ページトップへ


サイトマップ問い合わせサイトポリシーENGLISH
copyright 2017 一般社団法人 環境共生住宅推進協議会