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見学会
宮崎県木材利用技術センター
9月5日(金)に開催された平成20年度第2回見学会の報告レポート速報版をお届けします。

見学地は宮崎県木材利用技術センター(宮崎県都城市)。スギを中心とした宮崎県産材の効率的利用を促進し、厳しい状況下にある林業・木材産業の活性化に寄与するため、宮崎県内の木材関連産業の加工技術の向上、新製品の開発等を支援する目的で、平成13年に開設されました。




センター所長の有馬氏から、宮崎県の木材資源の現状と低二酸化炭素社会に向けて、循環する森林資源の可能性についてご講演いただきました。


その後、有馬氏にセンター施設をご案内いただきました。
木造建築の伝統技能を活かし、金物を極力用いない接合など最先端の木構造技術を用いて建てられています。


管理棟の執務室の軸組。


飫肥杉は油分を多く含んでいるため水をはじき、軽量で強度が強いことから、古くから造船用に多く利用されてきた材。
有馬氏によると、伐採適齢期の樹齢40~50年くらいの木が、宮崎県の森には多くあるといいます。豊かな木材資源を循環させていくためには、資源を使うことも欠かせない行為の一つである。ということを繰り返しお話されていました。


木の花ドームで採用された、接着剤を用いない集成材のモデル。
飫肥杉の材質は柔らかく、その特性を活かし、圧縮するだけで埋め込んだ金物の隙間を埋めることができる。木材に限ったことではありませんが、材の特性を良く知っているからこそ、使い方にも幅が出るのでしょう。



センター施設は全て木造平屋建てです。
管理棟、研究棟、実験棟、車庫など複数の棟が庭を囲むように配置され、それぞれの棟が回廊で結ばれています。



その外観からはここが研究・実験設備を備えた施設であるということがわかりません。




管理棟には大きな開口部が多くとられ、室内や中庭に落ちる陰影が美しいのも印象的でした。







同センターには材料開発部、木材加工部、工法開発部という3つの部があり、主にスギ材を中心とする宮崎県産材の高度な活用技術の研究開発を行っています。


材料実験棟外観。
中では柱-土台接合部のめり込みクリープ試験が行われていました。



加工実験棟内観。白い塗装部分は職員全員で塗ったそう。






センター見学後に都城市内の原木市場の見学に行きました。



都城市の原木市場は4箇所あり、市内では月に2~3回の頻度でそれぞれの市場が開催されているので、製材業者にとっては恵まれた環境にあるのではないか、とはお話しをしてくださった都城原木市場(株)の方の談によります。(自分でストックを持つ必要がなく、必要な時に必要な材を買い付けに行けばいいので)


市場の敷地内に置かれている原木は、一回ごとに全て売れてしまうそうです。
(見えている範囲の原木がすべて1回の市で売り切れるとは驚きです。)
売れた木はトラックに乗せて市から運び出されていきます。


市場に運び込まれた原木は、重さや年数、曲がりなどから値段が付けられます。
買い方としては1立方メートル(リューベ)が一単位で、大体1万2~3千円の値が付くそうです。
値段の幅は悪い時で2~3千円、良いときが2~3万円。そう考えると今の値段は最悪ではありませんが、やはり売る方としてはほとんどもうけが出ないに等しい単価でやり取りされているようで、あまりの安さに山持ちさんも売りたがらないというお話にはただ頷くばかりでした。


見学会は翌日までかけて、飫肥杉の植林を始めることになった飫肥藩の城跡から、かつての流通経路であった油津、そして新しい飫肥杉の建造物「夢見橋」と「木の花ドーム」まで、豊かな森林資源を活かした持続可能な社会の在り方についてのモデルを、新旧に渡って見学する内容になりました。
上記にあげた見学場所の報告レポート(速報版)については、ページを分けてご紹介します。(小久保)

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