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見学会
エコヴィレッジ鶴川 きのかの家
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実施日:平成19年11月9日(金)
参加者:28名


平成19年度第2回見学会の見学地は、「エコヴィレッジ鶴川 きのかの家」。
「徹底した健康志向」と「環境との共生」をコンセプトとし、コーポラティブ方式で建設された集合住宅です。

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きのかの家の全体説明をしていただいた当協議会技術顧問の中林由行さんは、これまで長年に渡ってコーポラティブ方式による住宅供給に、コーディネーターや設計者といった供給側の立場として携わられてきましたが、この物件では初めて住む側、“入居者”として参加されました。

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きのかの家は東京郊外の町田市に建設された集合住宅で、敷地面積は約2500㎡。ここに30戸29世帯が約11か月前から住み始めました。
最大の特徴は、その外観からもわかるように焼き杉による外装。4mものの杉の板材をバーナーを使って焼き、水で洗ったあと磨いたものを使っているということで、その数約2700枚。このすべての作業を入居者自らの手で約半年かけて行ったそうです。

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また、外構や造園の理念となっている「パーマカルチャー」は、自然農法の考え方を暮らしの中に取り入れた循環型農的活動とも言えるものですが、きのかの家では、入居者で組織されている建設組合が主催となって公開講座が開催されました。当該物件のコミュニティ内部だけでなく外部に対してもオープンな活動を行ったのは、コーポラティブ住宅の中でも珍しいケースだそうです。

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きのかの家で採用されている環境共生、健康、コミュニティ形成のための主な要素(申し合わせ)は
○高度な外断熱(バルコニースラブと躯体を分離して断熱)
○逆梁構造の高耐久コンクリートによるスケルトン
○水周りを含めた自由設計
○大きな床下空間(H:600㎜)利用による収納スペースの確保
○ソーラー温水システムによる給湯(15世帯)
○雨水の貯留と利用
○屋上菜園(25区画)と自然再演(6区画)
○パーマカルチャーに基づく外構造園
○伐採樹木の再利用(共用部家具など)

○ムクの木材を主とした自然素材中心の部材、仕上材の採用(集成材、合板、樹脂を極力排除)
○室内化学物質を極力排除(天然系の接着剤や塗料の使用)
○炭素埋設による地磁場の改善
○電磁場影響を極力排除(IH不使用、無線LAN不使用、家庭内配線からの低周波対策(アース、配線シールド)

○中庭広場、屋上広場、離れ庭などの豊かなコモンスペースの確保
○手づくりカーシェアリングの実施
○コーポラティブ方式による住民の主体的な参加
等があります。



見学は3つのグループに分かれ、それぞれのグループを入居者の方々が率いてくださり、こうした様々な工夫や技術について、外回りだけでなく住戸内部からも見学させていただくことができました。


コーポラティブ住宅は初期の段階から入居者が集まり、組合を組織し、様々な活動を行いながら住まいづくりに主体的に参加する手法なので、そもそも入居者間のコミュニティ形成をしやすいことが大きな特徴ですが、このきのかの家では、「環境と共生する住まいと暮らしを実現し、健康的に暮らしたい」という共通の価値観やテーマをもった方々が集まり、それを実現するための暮らしを実践しているので、より一層入居者の方々が気兼ねなく伸び伸びとして、いろいろな工夫を凝らしながら暮らしているような印象を受けました。

そしてそのことが、斜面地をうまく利用した建物の配置やプラン上の工夫と相まって、集合住宅でありながら戸建住宅に住んでいるような感覚にさせてくれるようでした。


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