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環境共生住宅とは?

テーマ1.地球環境の保全

目標2.資源を循環する

くまた

循環(じゅんかん)って、
どういう意味?

ケロリ

「めぐって、もとにかえること」という意味だよ。

ケロリ

資源はかぎりなくあるものじゃない。
だから、使いすてにしないで、
大切に使おう、というのが、
「資源を循環する」で目指していることだよ。

くまた

ペットボトルのリサイクルとか、
そういうこと?

ケロリ

そうだね。
リサイクルは、英語の「Recycle」のこと。
廃棄物を資源やエネルギーとして再び使う、
という意味をもっている。

ケロリ

でも、「資源を循環する」という目標は、
それだけじゃない。
くまたは、3R(すりーあーる)という言葉を
聞いたことがあるかい?

くまた

うーん、
学校でならった気もするけど...。

ケロリ

3Rというのは、
リデュース(Reduce)
リユース(Reuse)
リサイクル(Recycle)
という、
R(あーる)のつく3つの言葉を
まとめてあらわしたもの。
ゴミ問題を考えるときに、基本となる言葉だよ。

くまた

家づくりと3R(すりーあーる)は、
どんな関係なの?

ケロリ

家は、いろんな資源を使って作られている。
家を壊すと、たくさんのゴミがでちゃうから、
家を長く住み続けられるように作ることで、
ゴミを減らすことができるよ。
こんなふうに、家づくりにも3Rの考え方が必要なんだ。

くまた

3Rの考え方で、
どんな工夫ができるのかな?

ケロリ

たとえば、リデュース(ゴミを出さないように工夫すること)。
家を作る材料に、無駄が出ないように、
工場であらかじめ材料を切ってくる
「プレカット工法」というものもあるよ。
建てる場所で材料を切らないので、ゴミが減らせるよ。

くまた

へえ~。
そんなことができるのか。

ケロリ

それから、長く住めるよう家を頑丈に作ったり、
家を長持ちさせるために、手入れしやすくしたり、
家よりも寿命(じゅみょう)が短い、
家電製品や設備の交換がしやすい家にする工夫も、
リユース(ひとつのものを、長く使い続けること)と言えるね。

くまた

頑丈に作るだけじゃなくて、
手入れしやすい形にすることも、
長く使うことの助けになるんだね。

ケロリ

リサイクルは、リサイクル材料を使ったり、
家を壊すときに、分別して、
またリサイクルしやすいように
したりする工夫などがあるよ。

ケロリ

環境共生住宅では、家づくりだけじゃなくて、
暮らしの中で使う水も、
大切な資源として考えているから、
節水型のトイレやシャワーにしたり、
雨水をためて使う工夫なんかもあるんだ。

くまた

資源を循環させることを考えて家を作ると、
ゴミも減るし、環境にもやさしいし、
いろんな良いことがおこりそうだね。

 

ゴミを出さないために
暮らしの中で、大量に出されるゴミ。
ほんとうに必要なものだけ買うようにして、使い捨てをやめてみよう。






家を住み継ぐ
上の写真は、家が建った時のもの。下の写真は35年後にリニューアルした時のものです。
壁、床、天井の間に、しっかり断熱材(だんねつざい)を入れなおし、窓も二重(にじゅう)ガラスのものにしました。
リユースと、暖冷房にかかるエネルギーを少なくする工夫をしています。
(東京都/高尾の家)





スケルトンの様子
建物が長く使われても、水道、ガス、電気などの設備や間取りは、最新のものにかえられるように、工夫された例。「スケルトン・インフィル」と言います。