環境共生住宅推奨部品データベース
ユニットバス
ユニットバスは、工場であらかじめ天井・浴槽・床・壁などを成型しておき、現場に搬入した後にそれらを組み立てる浴室です。
浴室全体や浴槽が断熱されお湯が冷めにくい工夫がされた断熱型ユニットバスがあります。
目次
1.ユニットバスの使い方・暮らし方の工夫
居住者が、日常生活で取り組む上手な使い方、手入れ、使用上の注意点は下記の通りです。
(具体的な手入れや使用上の注意点は、機器メーカーの説明書やホームページ等を参照してください)
■ 浴槽を保温する
断熱型の浴槽やユニットバスは、通常の浴室よりも熱が逃げにくくなり湯温も下がりにくくなります。さらに、入浴時以外に浴槽の風呂ふたを使用することで熱の逃げをさらに防ぐことができます。
2.ユニットバスを選ぶ視点
環境に配慮したユニットバスを選ぶ視点は下記の通りです。
■ 断熱性能
断熱型の浴槽やユニットバスを選択する際には、断熱性能の高いものを選んでください。断熱性能は、JIS高断熱浴槽の基準(A5532)である4時間後の湯温の低下温度が2.5℃以内を目安としてください。 二重断熱構造で、6時間後の湯温の低下が2℃という製品もあります。
■ CO2排出削減量、エネルギー消費削減量、ランニングコスト削減量
CO2排出削減量とランニングコスト削減量が多い製品を選びます。この削減量の算定は、特に定まったものがないので、各社の算定方法によります。断熱タイプでないユニットバスと比較して削減量を算定しているものを確認します。
■ 室内空気への配慮
厚生労働省は「13物質 」について室内濃度指針値を定めています。 ユニットバスは、工場であらかじめ成形した部品を現場で組み立てます。その際に、シーリング材を使用しますのが、そのシーリング材は、13物質をできるだけ使用していないものを選びましょう。13物質の使用の有無はSDS等で確認しましょう。