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太陽光発電システム

太陽光発電システムは、太陽電池モジュールを屋根などに設置し、建物に電力を供給する設備です。発電量の多い昼間には余った電力を電力会社に買い取ってもらい、夜間や雨の日は電力会社から電力を購入することができます。最近は、デザイン性を考慮した屋根・太陽電池一体型パネルや自由に曲がるフィルム型の太陽電池が普及し始めています。

目次

太陽光発電システムの
掲載製品リスト

1.太陽光発電システムの使い方・暮らし方の工夫

居住者が、日常生活で取り組む上手な使い方、手入れ、使用上の注意点は下記の通りです。
(具体的な手入れや使用上の注意点は、機器メーカーの説明書やホームページ等を参照してください)


■ 定期的なメンテナンスを実施する

太陽光パネルが手の届く範囲に設置されている場合には、パネル面の汚れは雨などで除去されますが、定期的に拭き取る等の清掃をすることにより、発電効率を維持することができます。 パワーコンディショナは10~15年が寿命と言われていますので、設置後10年程度で一度点検し、必要に応じて取り替えて下さい。


■エネルギー等表示機器(リモコン)の活用

太陽光発電システムでは、発電量や電気の使用量等の表示機能が付いたリモコン設置されます。これらを上手に活用し、過去の使用実績と比較しての使用方法の改善等の省エネ行動に活用してください。

2.太陽光発電システムを選ぶ視点

環境に配慮した太陽光発電システムを選ぶ視点は下記の通りです。


■ 太陽光発電パネルの設置方位と傾斜角

太陽光発電パネルを設置する方位と傾斜角によっても、太陽光の利用効率は異なります。基本的には、真南の傾斜角30度の設置で効率が高くなります。 建物の影や木の陰でも効率は下がりますので、周辺環境を確認しましょう。 またパネルの反射光の方向によっては、近隣住宅の窓に差し込む可能性がありますので、設置前に確認が必要です。 太陽光発電システムのしくみについては、太陽光発電協会 で様々な情報を提供していますので参考になります。


■ 予測発電電力量

予測発電電力量は、地域、方位、設置角度等によって発電量が異なるため、計画条件に合致する試算が必要です。試算の結果を確認し予測発電電力量が高いものを選びましょう。 予測発電電力量は機器の効率等から計算することができます。

予測発電電力量 = 日射量 × 太陽電池容量(kW) × 温度補正係数× 設置方式による温度上昇への影響係数 × その他損失
         × 影の影響による損失係数×昇圧ユニット変換効率×パワーコンディショナの変換効率

■ 設計耐用年数

表面が強化ガラスで保護されているモジュールの場合、寿命は20年以上と言われています。また、太陽光発電システムには、駆動部分がないので、他の発電システムに比べて長寿命でメンテナンスも簡単です。パワーコンディショナは10~15年が寿命と言われています。 出来るだけ寿命(設計耐用年数)の長いものを選びましょう。


■ 騒音への配慮

太陽光発電パネルは駆動部分がないため、騒音等は発生しませんが、パワーコンデショナは音を出します。騒音値を確認しできるだけ低いものを選択しましょう。


■ レジリエンスの向上

停電時に自立運転に切り替えることで、日射があれば停電中でも、非常用コンセントなどから電気を使うことが出来ます。しくみは各社異なりますので、詳しくは各社のHPを参照してください。

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