環境共生住宅推奨部品データベース
家庭用浄水器・浄水シャワー
水道水は、細菌等による汚染を防ぐために塩素系の殺菌剤が投入されており、これにより衛生上の問題なく各家庭に水が供給されています。一方で、家庭で水を飲んだり使ったりする際には、「残留塩素を除去したい」「マンションの配管中などでまじる不純物を取り除きたい」といった要望もあります。 その対応として家庭用浄水器や浄水シャワー(以下、家庭用浄水器と浄水シャワーを「浄水器」という)が用いられています。
目次
1.家庭用浄水器・浄水シャワーの使い方・暮らし方の工夫
居住者が、日常生活で取り組む上手な使い方、手入れ、使用上の注意点は下記の通りです。
(具体的な手入れや使用上の注意点は、機器メーカーの説明書やホームページ等を参照してください)
■ カートリッジを交換する
浄水器の性能を確保するためには、適切にカートリッジの交換をすることが不可欠です。各家庭の使用量や水質、使用機器によってカートリッジの寿命は異なりますが、使用機器に示されている有効期限に応じて早めに交換してください。
■ 浄水器を通した水はすぐに使用する
浄水器を通すことで殺菌能力が損なわれます。浄水器を通した水は速やかに使用するようにしてください。
2.家庭用浄水器・浄水シャワーを選ぶ視点
環境に配慮した家庭用浄水器・浄水シャワーを選ぶ視点は下記の通りです。
■ 耐久性が高い
浄水器の性能はカートリッジの適切な交換により確保されています。このカートリッジが交換しやすくなっていたり、適切に交換できるような仕組みがあることで、長期にわたり性能を確保しながら使い続けることができます。
■ リサイクル材料・リサイクル可能材料
リサイクル材料を使用するほかに、部品を廃棄した後にリサイクルが可能な材料であることも資源を循環させるひとつの取り組みです。リサイクル可能な材料をリサイクルさせるためには、リサイクルがしやすいように、素材ごとに分解・分離しやすい構造にしてあることも大切です。 浄水器ではカートリッジを回収して他製品の原材料として再利用している製品もあります。
■ ユーザーのニーズに応える質の水の提供
浄水器には、ユーザーそれぞれの要望に応える様々なタイプがあります。
自分の要望に応じた質の水が提供できるタイプのものか確認しましょう。
例えば、(社)浄水器協会では、独自の基準を設けこの基準を満たしている機器に「浄水器適合マーク」を交付しています。こうした機関の基準を参考にすることもできます。