住む・暮らす

kkjの「夏の5カ条」

はじめに

人は食べ物をエネルギーにして、体内で熱を生みだし、それを外に出しながら、約37度の体温を維持しています。
夏の場合は、人の体温とまわりの温度が近づくため、体内の熱を外へ出しにくくなります。体温の調節ができなくなると、「熱中症」など、命にかかわる深刻な症状を引き起こすこともあります。
限られたエネルギーを上手に使い、快適に、そして安心して夏をすごすためにも、まずは人が暑い、涼しいと感じるしくみを理解していきましょう。

暑さ・涼しさを感じるしくみ

★熱のやりとりの基本

  • 熱は温度の高い方から低い方へ伝わる。
  • 熱の伝わる量や速度によって、「暑さ」「涼しさ」の感じ方が変わる。
  • 熱の伝わる量や速度は、熱が伝わるモノ(媒体)によって異なる。

★こんな熱のやりとりで、「暑さ」「涼しさ」を感じているよ

日陰のない街中は
気温以上に暑く感じる
エアコンの設定温度を
下げても涼しくならない
トンネルの中に入ると
ひんやりと感じる
木陰で休んでいると
涼しい風を感じる
放射 伝導・放射 放射 蒸発・対流
日射を受けて高温になったアスファルトや車等から放射される熱を受け、暑いと感じる。 日射を受けて高温になったベランダや天井、壁から室内にも熱が伝わり、暑く感じる。 体温よりもトンネル内の壁等の温度が低いため、体温の放射が速まり、涼しく感じる。 葉の蒸発散で木の下の温度が下がり、まわりとの温度差で対流がおき、微かな風を感じる。
日本の暑さと上手につきあうために

自分から放出する熱の量が大きかったり、熱の放出される速度が早くなるとき、人は「涼しい」と感じます。
日本の暑さと上手につきあうためには、この熱のやりとりを理解し、家の中だけでなく、家の外側からも涼しい環境を整える工夫が必要です。
そのための暮らし方の工夫を、KKJの「夏の5カ条」としてまとめました。

もっと快適に、もっと省エネに!
くまたとケロリと一緒に、今年の夏もKKJの「夏の5カ条」で乗り切りましょう!

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