住む・暮らす

くらしかた・すまいかた

環境共生住宅の住人たちの、それぞれの暮らし方、住まい方

vol.32 経堂の杜

緑豊かな眺めを求めて

東京都世田谷区にある経堂の杜は、2000 年3月に建てられた環境共生型コーポラティブハウスです。
コーポラティブハウスとは、そこに家を建てようとする施主たちが集まり、土地の購入から、各戸の設計に至るまで、事業のコーディネータや設計者と共に自らが積極的に関わりながら行う家づくりの手法です。
経堂の杜はそれに加え、「環境共生」というテーマにも取り組み、様々な実践を行った共同住宅として有名です。
今回は、そんな経堂の杜に、途中から移り住むことになったM さんに、現在の暮らし方・住まい方について、お話しを伺いました。

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vol.31 東川の家

移住の後の暮らし

北海道東川町。人口 8300 人の小さな町は、北海道のほぼ中央に位置し、
日本最大の国立公園「大雪山国立公園」の区域の一部になっています。
クラフトの町としても名が知られており、町内には木工製品の工房が点在しています。
大雪山の豊富な伏流水が湧出するため、北海道内で唯一上水道のない町(地下水利用)としても有名です。
旭川空港からのアクセスの良さも相まって、年々移住者が増え続けています。
今回はそんな東川町へ移住したセキユリヲさんに、現在の暮らし方・住まい方について、お話しを伺いました。

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vol.30 有松再生プロジェクト

絞り職人のまちに暮らす

愛知県名古屋市有松地区。
江戸と京都を結んだ旧東海道の宿場町に挟まれた茶屋集落は、絞り染めの産地として栄えました。
江戸時代の面影を残した伝統的なまちなみの中に馴染みながら、
光と風など自然の恵みを活かした住まい「有松再生プロジェクト」。
絞り職人の自宅兼アトリエでの暮らし方・住まい方についてお話しを伺いました。

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vol.29 都市森林プロジェクト

1 本の街の木からはじまる物語

「都市に緑を」という言葉や活動は多々あれど、植えた 1 本 1 本の「その後」について、
植える時から考えている人は少ないものです。
今回は、「木があってよかった」を最大化する取り組み「都市森林プロジェクト」を展開している
街の木ものづくりネットワークに、活動の原点とこれまで、そしてこれからの展望について、お話を伺いました。

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vol.28 連の家

日々の暮らしから「生きる」を見つめる

神奈川県相模原市藤野にある連の家は、「循環」をテーマとして設計された住宅です。
今回は小さな畑と食卓、それを囲む家族の間で日々で繰り返される命の循環について、
お話を伺いました。

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vol.27 武蔵小金井の家

住む人を健康にする家

東京都武蔵小金井市にある小林さんのお宅は、「オールアースⓇ住宅」といって、家の中で発生する電磁波を全て地中にかえす仕組みを持った家です。
今回は住む人の健康と家との関係性について、お話を伺いました。

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vol.26 錦が丘のまちづくり

未来にまちの緑を繋げるために

神奈川県横浜市にある錦が丘は、渋沢栄一による「田園都市構想」を受けて生まれた住宅地の1つです。
昭和初期に住民がサクラとモミジを植えて、錦が丘としてのまちづくりが始まりました。
それから70 年以上も経った後に、町のシンボルでもある街路樹の存続が問われる事態が起こり、それを機に「錦が丘・緑豊かな街並みを創る会」が結成されました。
今回は緑豊かな街並みを未来へ繋いでいこうとする錦が丘の取り組みについて、お話を伺いました。

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vol.25 「外の間」のある暮らし

自然に寄り添う、住まいのかたち

福岡県福岡市は、日本海に面した土地柄、夏は高温多湿で雨が多く、冬は曇りがちで北からの季節風が強く吹きます。
この寒暖差の大きい風土にあった住まいのかたちとして、「外の間」と呼ばれる空間を取り入れた家づくりを提案しているのがアトリエ艸舎の鈴木達郎さん・美奈さんご夫妻です。
今回はお二人の設計した「外の間」のある住まいと、そこに暮らす家族のくらしかた・すまいかたを伺いました。

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vol.24 地中の棲処

斜面地に掘り込まれた、動物の巣のような住まい

福岡県福岡市。きつい勾配の坂道を上がっていくと、そのお宅に辿りつきます。
筑紫平野の小高い丘の中腹にあるその家は、南向き斜面に建つため、日当りも眺めも良く、半地下状に埋め込んだ居室はまるで動物の巣のように斜めに広がり、風や太陽、そして大地に蓄えられた熱の力を借りて、快適な温熱環境を形成しています。
今回は斜面地に掘り込まれた開放的な家での、くらしかた・すまいかたについて伺いました。

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vol.23 TWIN HOUSE for SINGLE

都市にミドリを。

東京某所。閑静な住宅地の坂道の途中にあるその家の庭は豊かな緑で覆われ、段差のついた小路が緩やかに蛇行しながら玄関まで続いています。
一見するとふつうの緑ですが、実はこの庭の緑にはふつうとは違う秘密があります。
今回は金網を使った緑化システムの先駆けである株式会社ゴバイミドリの宮田さんから、その誕生のきっかけになったご自宅のくらしかた・すまいかたについて、お話を伺いました。

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Vol.22 藤野の家

アートと暮らしが溶け込む住まい

神奈川県北西部にある旧藤野町(現、相模原市緑区)は、湖や川、そして山に囲まれた自然豊かな地域です。
戦時中に多くの芸術家が移り住んできたことから、平成に入ってからも芸術を中心としたまちづくりを展開してきました。
今回は芸術と自然と人とが調和し、魅力的なコミュニティを形成している藤野ならではのくらしかた・すまいかたについて、お話を伺いました。

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Vol.21 里山長屋

緩やかにつながり、支えあう、温故知新の住まい

神奈川県旧藤野町(現、相模原市)。新宿から 1 時間程度の藤野駅から少し離れた里山に4家族が暮らす「里山長屋」があります。
閉ざされていく現代の住まいに対比するように周囲へと開かれたこの長屋では、周辺の環境だけでなく、隣人ともほどよい距離感でつながる多様な関係性を感じることができます。
パーマカルチャーのデザイン思想をふんだんに取り入れたコーポラティブハウス「里山長屋」のくらしかた・すまいかたを伺いました。

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Vol.20 美浜の家

東日本大震災後の安心できる住まいづくり

千葉県浦安市。東日本大震災の液状化による被害が特に大きかった地域に、その家はあります。
震災によって大きくゆらいだ「安心して暮らせる家」。
自然災害と共生するための家づくりという、正解のないような問いに真摯に向き合いながら、住まい手が辿りついた「孫の代までも安心して暮らせる家」。
その完成までの 2 年半の、くらしかた・すまいかたを伺いました。

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Vol.19 南禅寺の家

素を楽しむ。素を極める。

京の都の東側。哲学の道や南禅寺にほど近いまちの一角に、その家はあります。
長年暮らした越谷でもなく、自分が生まれ育った浜松でもなく、この家の主が、これからの人生の住まいを定めたのは「京都」でした。
高い省エネ性能を備えつつ、限られた敷地の中で自然の移ろいを暮らしの中に取り込む。
「南禅寺の家」でのくらしかた・すまいかたを伺いました。

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Vol.18 東戸塚の家

暮らすほどに馴染む、住み継ぎのかたち

神奈川県東戸塚。駅からほど近いそのマンションは、今から 25 年以上前に建てられたもの。
丘の形状に合わせて段々に配置された家の中からは、春には桜が、秋には紅葉が、四季折々に変わる風景が楽しめます。
住み慣れた街に、これからも住み続けるために。
スケルトン・リフォームによる住み継ぎについて、お話を伺いました。

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