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ドーミー柴崎 『環境共生型独身寮』

環境保全活動の一環として、社宅・独身寮の環境共生化を推進した鹿島建設(株)の最初の例。
ドーミー柴崎がめざしたのは、若手社員が入る独身寮という建物用途とコスト的な制約を考慮し、様々な環境共生手法の中で、比較的コストのかからないちょっとした工夫や仕掛けによる一般の建物にも適用可能な、低コスト普及型の環境共生技術を用いた建築。
●事業者:鹿島建設(株) / 所在地:東京都調布市
●竣工:1995年
●設計:鹿島建設(株)設計・エンジニアリング総事業本部 / 施工:鹿島建設(株)東京支店
●構造・規模:RC造3階建
●敷地面積:3,950㎡ / 延床面積:2,862㎡

eHII House 『近未来のネットワーク家電技術を提案するモデルハウス』

eHII Houseは、従来のHII(Home information Infrastructure:家庭内情報基盤)ハウスでの提案をさらに推し進め、近年の著しい情報環境の変化と関連技術の進展に対応し、従来の家庭(ホーム)に加え、街頭(モバイル)、車(カー)の3つの空間で、(eくらし)と(eサービス創出)の提案を行っているモデルハウス。
※現在は閉館されている。
●事業者:松下電器産業(株)(当時) / 所在地:東京都品川区
●竣工:2001年

山梨県環境科学研究所 『環境首都/山梨の実現を支援する研究施設』

山梨県が提唱する「環境首都/山梨」の実現を支援するために、富士北麓に「自然と人の共生」をテーマとして「研究」「教育」「情報」「交流」の4つの機能を持つ研究所として設立された施設。
冬季-10℃以下となる厳しい環境条件のなかで「環境共生建築を実現すること」が求められ、寒冷地での大量の実験用外気が必要とされる点などを重点項目として計画された環境共生型研究所。
●事業者:山梨県 / 所在地:山梨県富士吉田市
●竣工:1997年
●設計:山梨県総務部営業課 (株)日建設計
●規模:(本館)地上3階地下1階建  (研究棟)地上2階地下1階建
●敷地面積:30ha
●延床面積:6,396,292㎡ (本 館)2,501㎡ (研究棟)3,429㎡

長池ネイチャーセンター(現 長池公園自然館) 『里山をテーマとする長池公園の拠点施設』

長池ネイチャーセンターは、自然保全型の公園「長池公園」の管理施設であり、自然や里山の体験学習のために、八王子市が建設した施設。
建築の大部分は木でつくられ、パッシブソーラーシステムによる換気暖房、屋上緑化、太陽電池による発電、風車で揚水する雨水利用など、様々な方法で自然エネルギー利用が行われている。
設計では、シェルター(殻=建物)とその中のインナークライメイト(内部気候=室内環境)に配慮し、「気候」と「架構」というテーマに基づく設計がなされている。
●事業者:八王子市 / 所在地:東京都八王子市
●竣工:2001年
●設計:都市基盤整備公団+野沢正光建築工房 / 施工:八王子市住宅建設共同組合
●構造・規模:木造(一部RC造・鉄骨造)2階建
●敷地面積:197,270.32㎡ / 延床面積:1,313.29㎡

東松原の家 『そこに住まう気持ちよさ、暮らし方を大切にする』

都心寄りの住宅密集地の中で積極的にエコ設備・仕様を採用した住宅。北側隣地への日影規制等、都市部共通の悪条件下なりに、一般的に入手可能な太陽光発電、風力発電等の既成のエコ設備を導入。こうした設備と日常の暮らしとの結びつきやバランスを見極めることで、設備だけに依存することなく、建築的手法・デザイン・素材・使い勝手の積み上げによる環境と共生する豊かな生活の実現をめざしている。
●事業者:個人 / 所在地:東京都世田谷区
●竣工:2000年
●延床面積:160.5㎡+地下部分18.74㎡

ひまわり村 『地域の工務店が開発した環境共生型住宅団地』

雪深い津軽で、雪の中でも安全で快適な生活環境づくりを目的に計画された戸建木造・環境共生型住宅団地。町より野に住むことの素晴らしさが提案され、雪・安全・寒さ・エコロジの四つのテーマを掲げて環境デザインが構築された。高断熱・高気密+大きな窓のパッシブデザインの住宅、蛍の生息するビオトープ、クルドサックの中央で日時計も兼ねる風力・太陽光ハイブリッド発電、パーゴラがつくる統ーした町並み、生活水として利用されている井戸など、雪国らしい街づくりが試みられている。
●事業者:サンアイホーム㈱巧事業所 / 所在地:青森県南津軽郡浪岡町
●竣工:2000年
●設計:基本設計:南雄三 実施設計:川田設計
●構造・規模:木造、地上2階建 戸建住宅11戸
●敷地面積:4847.47㎡

コーポレート清瀬駅南 『緑豊かな立地に相応しい良質な住環境の創出』

コーポレート清瀬駅南は「野火止用水」に隣接し 、農家の屋敷林や畑等が混在する武蔵野のイメージを色濃く残した地域に立地している。屋上緑化や、屋上に降った雨を地下の雨水貯留槽に貯留し太陽電池の電力によりポンプアップしせせらぎに利用した親水施設、浸透性舗装、自転車置場の壁面緑化、住戸内通風装置、リサイクル建材の利用などの環境共生技術が採用されている。
●事業者:都市公団(当時)埼玉地域支社 /所在地:埼玉県新座市
●竣工:1997年
●設計:都市公団(当時)埼玉地域支社
●構造・規模:RC造 6ー7階建 4棟 186戸
●敷地面積:約9,500㎡ / 延床面積:約13,400㎡

藤和ライブタウン緑山 『斜面立地を活かしつつ従前の緑の回復を重視』

藤和ライブタウン緑山は、多摩丘陵の面影を色濃く残す豊かな緑の中で潤いあふれる美しい街づくりが進められてきた縁山住宅地内に位置している。南東傾斜の丘という地勢メリットを活かし、低層3階建ての3棟をヒナ壇状に配置し、豊かな眺望と採光、通風を重視している。環境共生配慮事項としては太陽熱発電、雨水浸透性舗装の採用、外溝および住棟屋上・壁面の緑化等に取り組まれている。
●事業者:藤和不動産㈱、工フティー都市開発㈱ / 所在地:東京都町田市三輪緑山
●竣工:1999年
●設計:㈱山設計工房
●構造・規模:RC造 地上1階建 地下3階  94戸
●敷地面積:8797,97㎡ / 延床面積:8745,62㎡

相模原市営上九沢住宅 『豊かな自然環境と景観に恵まれた集合住宅団地』

相模原市営上九沢住宅は市営住宅としては環境共生市街地モデル事業を導入した最大の敷地規模を持つ建替団地。敷地は、南部に農用地が広がり、相模川南方に丹沢大山山系を望むことができる、豊かな自然環境と景観に恵まれている。環境共生配慮事項として、太陽光パネル、太陽熱温水パネル、雨水のトイレ利用等が採用されている。
●事業者:相模原市 / 所在地:神奈川県相模原市上九沢
●竣工:2002年
●設計:㈱アルコム
●構造・規模:RC造 地下1階 地上6~14階建 546戸
●敷地面積:約31,897㎡ / 延床面積:約53,000㎡

アーバニア志賀公園 『「街に暮らしに花と緑の潤いを」をテーマとした住民参加の「花物語」計画の推進』

アーバニア志賀公園は、住工混在した大規模工場跡地の土地利用転換が進行する地域の中で、緑の都市軸を補完、都市公園と連続した緑、沿道型の住棟配置、防災拠点である都市公園と中学校との連結による防災ネットワーク化を担っている。また、環境共生配慮事項として、雨水利用、屋上緑化、太陽電池の採用、ピュトンファーム(温室、畑、クラブハウス)の設置などが取り組まれている。
●事業者:都市公団(当時)中部支社 / 所在地:名古屋市北区
●竣工:1997年
●設計:都市公団(当時)中部支社
●構造・規模:RC造 4-11階建 711戸
●敷地面積:約38,000㎡ / 延床面積:約60,800㎡

センチュリースクエア香久山 『開放的で自然との触れ合いの多い場の提供』

センチュリースクエア香久山は、環境を保全する仕組みを採用し、自然と触れ合う場を設け、開放的で触れ合いの多い施設となっている。環境共生配慮事項として、屋上緑化(一部)、雨水貯留とその再利用、ビオ卜ープの設置、太陽光発電等が採用されている。
●事業者:住友不動産㈱ / 所在地:日進市香久山
●竣工:2000年
●設計:㈱日建ハウジングシステム
●構造・規模:RC造 136戸
●敷地面積:9,798.87㎡ / 延床面積:16,473.34㎡

大阪府営河内長野木戸住宅 『自然の恩恵を積極的に招き入れた集合住宅』

大阪府営河内長野木戸住宅は、「街づくり設計競技」の最優秀作品として優れた環境共生のアイデアをもつ作品が実施設計された集合住宅。平成6年度環境共生住宅市街地モデル事業実施地区でもある。環境共生配慮事項として、透水性舗装、太陽光発電雨水循環システム、雨水利用システム、風力発電等が採用されている。
●事業者:大阪府 / 所在地:大阪府河内長野市木戸東町
●竣工:1997年
●設計:イーアンドエー設計㈱
●構造・規模:RC造 470戸

マイコート美賀多台Ⅱ・Ⅲ 西神63・64団地 『省エネルギーと建築コスト削減の両立』

西神住宅団地は、神戸市の中心部から西へ地下鉄で約30分のところに位置するニュータウン。その中に開発されたマイコート美賀多台は、省エネルギーと建築コスト削減を図りつつ購入しやすい住宅をめざした住宅地。環境共生配慮事項として、太陽光発電、透水性舗装、コモンスペース、セミパブリックスペースの緑化等が取り組まれている。
●事業者:神戸市住宅供給公社 / 所在地:兵庫県神戸市西区美賀多台
●竣工:63団地/1994年 64団地/1995年
●構造・規模:木造枠組工壁工法2階建(63・64団地) 工業化住宅2階建(64団地)  148戸
●敷地面積:63団地/17,357.39㎡ 64団地/11,603.74㎡
延床面積:63団地/平均112.9㎡/戸 64団地/平均116.90㎡/戸

HAT神戸灘の浜 『阪神大震災後の公的復興住宅における環境共生』

HAT神戸灘の浜は、神戸市の臨海部に位置し、阪神大震災後「東部新都心地区」における公的復興住宅建設地として開発された地区。約6.2haの敷地に商業・サービス施設や特別養護老人ホームなど福祉施設と併せて整備された「すまい・まちづくり」の新しいモデル。都心居住の特性を活かし、街のバリアフリー 化、駐車場棟の屋上緑化、コージェネレーンョンシステムの採用(超高層棟)等の環境共生に配慮されている。
●事業者:都市公団(当時)関西支社 / 所在地:兵庫県神戸市
●竣工:1998年
●設計:都市公団(当時)関西支社
●構造・規模:RC造 7~14、31・33階建、7棟(全体13棟) 1,020戸(全体1,886戸)
●敷地面積:約62,000㎡ / 延床面積:約197,000㎡

下関・ 一の宮県営住宅 『尾根景観の復元と緑のネットワーク、自然エネルギーの利用』

下関・一の宮県営住宅は、造成された丘陵地において、照葉樹林を育て、小動物や昆虫が生育する環境を取戻すと共に、自然エネルギーの適切な利用により、エネルギー消費や廃棄物発生を低減した快適な住環境づくりに取組んだ団地。中高層棟を段階的に配置することによってかつての尾根景観の復元に努めている。地域特有の夏の東風を取り入れるとともに冬の西風を防ぎ、住棟間を流れる風が適度に分散するように、住棟が配置されている。
●事業者:山口県住宅課 / 所在地:山口県下関市一の宮
●竣工:2001年
●設計:㈱アルセッド建築研究所
●構造・規模:RC造 地上3~10階建 209戸●敷地面積:25,280㎡ / 延床面積:3278.51㎡(1・2号棟)

アーベインビオ春日 『地域に根ざした人と自然に優しい街づくり』

アーベインビオ春日は、雨水を利用したせせらぎと、野鳥や昆虫の生息を助ける豊富な植栽空間とともに、通風の工夫により建物の環境負荷を低減した団地。環境共生配慮事項として、ソーラーパネル、団地内各所の緑化、既存樹木の植栽等が採用されている。
●事業者:都市公団(当時)九州支社 / 所在地:福岡県春日市
●竣工:1997年
●設計:都市公団(当時)九州支社
●構造・規模:RC造、11-14階建、9棟 771戸
●敷地面積:約31,400㎡ / 延床面積:約42,000㎡ß

福岡みなみの森レークヒルズ野多目 『自然緑地の保存、地形を活かした造成計画、未利用エネルギーの活用』

レークヒルズ野多目は、大型の緑地公園を擁し周辺を閑静な戸建住宅地区に囲まれた分譲マンション。近隣には渡り鳥の渡来地としても有名な野多目大池をはじめとする溜池が散在し、計画地周辺の緑地と相まって、豊かな自然地環境を形成している。環境共生配慮事項として、自然緑地の保存、雨水の貯留及び利用、太陽電池による電力供給等が採用されている。
●事業者:福岡市住宅供給公社 / 所在地:福岡市南区野多目
●竣工:1998年
●設計:東急建設㈱
●構造・規模:(住棟)RC造 地上14階、地下1階建他、9棟 613戸
●敷地面積:35,100㎡ / 延床面積:26,114㎡

アクアヴェール泉町 『自然との関わりの中で生活できる団地』

アクアヴェール泉町は長崎市内の市街地に立地し、大学の跡地を活用した分譲マンション。市街地景観を考慮し、中層棟とポイント状の高層棟により構成されている。斜面市街地の中腹に位置する敷地は、緑豊かな都市計画公園と隣接しており、空中歩道でこの公園と住宅とが結ばれている。環境共生配慮事項として、屋上緑化、太陽光発電等が採用されている。
●事業者:長崎県住宅供給公社 / 所在地:長崎県長崎市泉
●竣工:2000年
●設計:㈱竹中工務店
●構造・規模:RC造7階建 SRC造12階建、13階建
●敷地面積:9,002.65㎡ / 延床面積:15,782.49㎡

熊本市営白藤団地 『地域に開かれ多世代が居住する環境共生団地』

白藤団地は熊本市の南部、市街地外縁部に位置する市営住宅団地。敷地西側には水田と水路が広がっている。戸建住宅地と接する北側、東側に中層棟を、南側の工場側に高層住棟を配し、田園的な風景や空間スケールになじむ住宅地景観の形成を図っている。環境共生配慮事項として、ビオトープ及び植栽帯の設置、ソーラーパネルによる電力供給等が採用されている。
●事業者:熊本市 / 所在地:熊本市白藤町
●竣工:1999年
●設計:㈱太宏設計事務所
●構造・規模:RC造 3階~9階建 459戸
●敷地面積:63,000㎡ / 延床面積:15,000㎡

H邸 『隣接して残されている里山との関係性を活かす』

緑の多く残る都市近郊の住宅地に立地する木造2世帯住宅。外観は母屋と別棟を広いテラスでつなぐ形になっている。手すり面材に使われた熱反ガラスへの緑の写り込みと緑化屋根で、敷地南側の自然のまま残された里山などの周辺環境との融合を図っている。冬の充分な日射熱取得と、夏の通風や夜間の冷気取り込みに考慮した開口部や吸気ファンが設置されている。
●事業者:個人 / 所在地:神奈川|県横浜市鶴見区
●竣工:2000年
●延床面積:214.23㎡

61〜80(82件中)