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マイコート美賀多台Ⅱ・Ⅲ 西神63・64団地 『省エネルギーと建築コスト削減の両立』

西神住宅団地は、神戸市の中心部から西へ地下鉄で約30分のところに位置するニュータウン。その中に開発されたマイコート美賀多台は、省エネルギーと建築コスト削減を図りつつ購入しやすい住宅をめざした住宅地。環境共生配慮事項として、太陽光発電、透水性舗装、コモンスペース、セミパブリックスペースの緑化等が取り組まれている。
●事業者:神戸市住宅供給公社 / 所在地:兵庫県神戸市西区美賀多台
●竣工:63団地/1994年 64団地/1995年
●構造・規模:木造枠組工壁工法2階建(63・64団地) 工業化住宅2階建(64団地)  148戸
●敷地面積:63団地/17,357.39㎡ 64団地/11,603.74㎡
延床面積:63団地/平均112.9㎡/戸 64団地/平均116.90㎡/戸

HAT神戸灘の浜 『阪神大震災後の公的復興住宅における環境共生』

HAT神戸灘の浜は、神戸市の臨海部に位置し、阪神大震災後「東部新都心地区」における公的復興住宅建設地として開発された地区。約6.2haの敷地に商業・サービス施設や特別養護老人ホームなど福祉施設と併せて整備された「すまい・まちづくり」の新しいモデル。都心居住の特性を活かし、街のバリアフリー 化、駐車場棟の屋上緑化、コージェネレーンョンシステムの採用(超高層棟)等の環境共生に配慮されている。
●事業者:都市公団(当時)関西支社 / 所在地:兵庫県神戸市
●竣工:1998年
●設計:都市公団(当時)関西支社
●構造・規模:RC造 7~14、31・33階建、7棟(全体13棟) 1,020戸(全体1,886戸)
●敷地面積:約62,000㎡ / 延床面積:約197,000㎡

下関・ 一の宮県営住宅 『尾根景観の復元と緑のネットワーク、自然エネルギーの利用』

下関・一の宮県営住宅は、造成された丘陵地において、照葉樹林を育て、小動物や昆虫が生育する環境を取戻すと共に、自然エネルギーの適切な利用により、エネルギー消費や廃棄物発生を低減した快適な住環境づくりに取組んだ団地。中高層棟を段階的に配置することによってかつての尾根景観の復元に努めている。地域特有の夏の東風を取り入れるとともに冬の西風を防ぎ、住棟間を流れる風が適度に分散するように、住棟が配置されている。
●事業者:山口県住宅課 / 所在地:山口県下関市一の宮
●竣工:2001年
●設計:㈱アルセッド建築研究所
●構造・規模:RC造 地上3~10階建 209戸●敷地面積:25,280㎡ / 延床面積:3278.51㎡(1・2号棟)

アーベインビオ春日 『地域に根ざした人と自然に優しい街づくり』

アーベインビオ春日は、雨水を利用したせせらぎと、野鳥や昆虫の生息を助ける豊富な植栽空間とともに、通風の工夫により建物の環境負荷を低減した団地。環境共生配慮事項として、ソーラーパネル、団地内各所の緑化、既存樹木の植栽等が採用されている。
●事業者:都市公団(当時)九州支社 / 所在地:福岡県春日市
●竣工:1997年
●設計:都市公団(当時)九州支社
●構造・規模:RC造、11-14階建、9棟 771戸
●敷地面積:約31,400㎡ / 延床面積:約42,000㎡ß

マテール穴生、ドゥ・マテール穴生 『人と自然、高齢者にやさしい「グリーンアメニティタウン」に立地する集合住宅』

マテール穴生、及びドゥ・マテール穴生は、エネルギーの有効利用、生態系への配慮、周辺の自然環境と調和した景観をテーマに建設された集合住宅。黒崎副都心周辺整備事業の一環として開発されている「グリーンアメニテイタウン」に立地している。敷地の南側には天然の池「山の禅池」があり、北側の斜面地は北九州市の保有林で保存緑地公園として整備されている。環境共生配慮事項として、風力発電、雨水の貯留及び利用、透水性舗装等が採用されている。
●事業者:北九州市都市開発事業協同組合北九州市住宅供給公社 /
所在地:福岡県北九州市八幡西区
●竣工:1995年
●設計:㈱山設計工房
●構造・規模:SRC造地上14階 地下1階建        SRC造地上13階 地下1階建
●敷地面積:7410.00㎡(マテール穴生) 5416.39㎡(ドゥ・マテール穴生) /
延床面積:16024.52㎡(マテール穴生) 12595.49㎡(ドゥ・マテール穴生)

アクアヴェール泉町 『自然との関わりの中で生活できる団地』

アクアヴェール泉町は長崎市内の市街地に立地し、大学の跡地を活用した分譲マンション。市街地景観を考慮し、中層棟とポイント状の高層棟により構成されている。斜面市街地の中腹に位置する敷地は、緑豊かな都市計画公園と隣接しており、空中歩道でこの公園と住宅とが結ばれている。環境共生配慮事項として、屋上緑化、太陽光発電等が採用されている。
●事業者:長崎県住宅供給公社 / 所在地:長崎県長崎市泉
●竣工:2000年
●設計:㈱竹中工務店
●構造・規模:RC造7階建 SRC造12階建、13階建
●敷地面積:9,002.65㎡ / 延床面積:15,782.49㎡

熊本市営白藤団地 『地域に開かれ多世代が居住する環境共生団地』

白藤団地は熊本市の南部、市街地外縁部に位置する市営住宅団地。敷地西側には水田と水路が広がっている。戸建住宅地と接する北側、東側に中層棟を、南側の工場側に高層住棟を配し、田園的な風景や空間スケールになじむ住宅地景観の形成を図っている。環境共生配慮事項として、ビオトープ及び植栽帯の設置、ソーラーパネルによる電力供給等が採用されている。
●事業者:熊本市 / 所在地:熊本市白藤町
●竣工:1999年
●設計:㈱太宏設計事務所
●構造・規模:RC造 3階~9階建 459戸
●敷地面積:63,000㎡ / 延床面積:15,000㎡

平良市営馬場団地 『南島型の気候風土に適応した地域の暮らしと住まい方を尊重』

宮古島は琉球石灰岩がつくる低平な島で、日射が強く塩害にさらされ、台風が常襲するなど、厳しい自然と共生する暮らしが求められる。馬場団地は伝統的な生活習慣である南入りの住様式を踏襲したテラスアクセス方式及び、影空間となる中庭を設えた住棟配置が特徽。強い日差しを遮る日影が居室から半戸外、戸外へと連続し、南風が日影と緑陰を通り抜け、涼風となって南島の暮らしを癒している。
●事業者:平良市 / 所在地:沖縄県平良市
●竣工:1997年
●設計:伊志嶺敏子一級建築士事務所
●構造・規模:壁式RC造 3階建 4階建 13棟 177戸
●敷地面積:18,495.79㎡ / 延床面積:13,885.64㎡

竜ヶ崎ニュータウン龍ヶ岡中心地区「新世紀邑」 『コミュニティ形成に資する暮らしを提供する街づくり』

東京-つくば研究学園都市-成田新東京国際空港のトライアングルの中央に位置する龍ヶ崎ニュータウンは地区内外に水や緑の豊かな自然環境に恵まれている。「新世紀邑」は「エコロジカルな新郊外生活」をテーマに、環境負荷の小さい自然と共生する街並みを計画した住宅地。既存樹林を極力残し地区内に緑地帯が形成されているほか、ビオトープも設置されている。
●事業者:都市公団(当時)茨城地域支社 / 所在地:茨城県竜ヶ崎市
●敷地面積:344.8ha

東風平の家 『伝統的な雨端(戸外空間)を中心に据える』

沖縄の伝統的な戸外空間である雨端(軒下空間)を中心に据え、戸外空間を活かした生活を可能とする住宅をつくることをコンセプトとした住宅。沖縄における水不足解消のため、雨水利用が徹底されている。雨水は、風呂、洗濯、散水などに利用され、排水は、合併浄化槽で浄化し、スイレンの池に流し、その後放流するなど、健全な水循環を作ることも、本住宅のコンセプトである。
●事業者:個人 / 所在地:沖縄県東風平町
●竣工:1994年
●延床面積:121.15㎡

繁多川の家 『地名に表された場所性への配慮』

毎年のように水不足に悩まされている水事情とダム開発による自然環境破壊の抑制を考慮し、雨水の有効利用を図った住宅。もともとは水が豊富な地域であった場所性に配慮し、かつての記憶を呼び起こす仕掛けとして雨水を利用したせせらぎの設置や斜面緑地との連続性に配慮した積極的な緑化などをおこなっている。建物の屋根に降った雨は、10 tの地下タンクに貯めトイレの洗浄水や樹木の散水等に有効利用している。
●事業者:個人 / 所在地:沖縄県那覇市
●竣工:1998年
●延床面積:200㎡

I邸 『築90年の木造住宅の曳き家』

築90年の木造住宅を曳き家して移築した住宅。基礎や壁などの耐震補強と共に、屋根面への大きなトップライト設置による太陽光の直接採光、土を使わないシンプルで軽量な仕様の瓦屋根への変更等がなされている。いずれも50年以上前から使われている資材を中心に使用され、耐久性にも配慮されている。敷地は水田の拡がる農業地域の中にあるが、いぶし桟瓦の屋根、土佐しっくいと板張りの外壁を受け継ぎ、地域農家の伝統的な家並みと調和している。
●事業者:個人 / 所在地:高知県南国市
●竣工:1998年
●延床面積:298.22㎡

石井の家 『住まいや空間を介して土地の特性や自然環境・地域環境を際立たせ、つながりをもつ』

市街化調整区域である田園地帯の中の建て替え住宅。丸太柱が並ぶ2階柱廊と赤い曲面壁で構成される外観、これと交差するように設けられた南北の大開口部による視界の拡がりなど、周辺の田園風景や山々の中で建築を介して土地の特性や自然環境を際立たせながら、同時に住まい空間が山や川、田畑、地場の木材といった地域環境との関係性を意識させ、有機的なつながりをもつことをめざしている。
●事業者:個人 / 所在地:徳島県名西郡石井町
●竣工:1996年
●延床面積:163㎡

「き」なりの家 『生活者の立場に立った住まいのあり方と省エネ・長寿命・エコマテリアル』

生活者の立場に立ったこれからの住まいのあり方の模索と同時に、省エネルギー、長寿命化、エコマテリアルをテーマとしたコンセプトハウス。西日本の長く蒸し暑い夏と冬の寒さに対し、外断熱、屋根や外壁の緑化等により少ないエネルギーで快適な室内気候を実現している。さらに、大きな河川敷や水源地に隣接する緑豊かな敷地の特性を生かすため、水草をテーマとした小川を作り、雨水を利用した水の循環と浸透を図ることで周辺環境との親和性に配慮している。
●事業者:㈱岡山工務店 / 所在地:岡山市
●竣工:1998年
●延床面積:273.06㎡

H邸 『隣接して残されている里山との関係性を活かす』

緑の多く残る都市近郊の住宅地に立地する木造2世帯住宅。外観は母屋と別棟を広いテラスでつなぐ形になっている。手すり面材に使われた熱反ガラスへの緑の写り込みと緑化屋根で、敷地南側の自然のまま残された里山などの周辺環境との融合を図っている。冬の充分な日射熱取得と、夏の通風や夜間の冷気取り込みに考慮した開口部や吸気ファンが設置されている。
●事業者:個人 / 所在地:神奈川|県横浜市鶴見区
●竣工:2000年
●延床面積:214.23㎡

I邸 『四季を楽しむ大屋根の家』

緑豊かな公園に隣接する住宅。この恵まれた立地条件を第一に考え、西日に配慮しつつ、大きな開口部と広いバルコニーにより自然を楽しむ工夫がなされている。冬も夏も効率よく快適に過ごせるよう十分な断熱・気密化が施されるとともに、既存樹木を残すことによる日射のコントロールも図られている。さらに木材や瓦といった自然素材の多用、旧宅で使用していたムクの床板の再利用など製造時の環境負荷にも配慮されている。
●事業者:個人 / 所在地:埼玉県浦和市
●竣工:1998年
●延床面積:170.59㎡

欅の家 『恵まれた立地環境を活かす開放的な設計』

関東平野の最深部で冬季の晴天率が高い地域に建つ住宅。敷地は北に竹林の山を、南に緩やかな斜面とその先に大芦川を擁し、敷地脇の山からは山水が湧いている。このような恵まれた立地環境に対し、当住宅は南北に大きく開き、北の順光と風を取り込み、南への大きな展望を確保している。また、地場材の大谷石を構造材と内装材に用い、高い調湿性能を持たせている。
●事業者:松澤穣+テシコビルネス / 所在地:栃木県鹿沼市
●竣工:1997年
●延床面積:171.72㎡

N邸 『土間縁側によるパッシブデザインを追求』

土間縁側によるパッシブデザインを追求した木造戸建住宅。緩やかな南向きの斜面にあり、南面に大きな開口を設けることによって冬の日射を取り込む。土間縁側でその日射熱を蓄積し、暖房は朝夕わずかで済ますことができ、夏は北側に開けた地窓から涼しい風が取り込める。近所の人が立ち寄る縁側、ギャラリーとして活用されている自然素材の室内空間など、陽と風と人に対して開けたり閉めたりしながらのパッシブデザインが豊かな生活をみせている。
●事業者:個人 / 所在地:茨城県笠間市
●竣工:1997年
●延床面積:127.05㎡

Silent Cabin 『外部のスノーブレードによる雨や雪とのファジーな関係』

里山の風情のある田園地帯にある北海道の原風景にふさわしい近未来住宅。ロードヒーティング用のパイプによる床暖房を入れた居住部分を断熱でくるみ、暖房効率を向上させている。また、半透明のポリカーポネート波板によるスノーブレードにビニールハウスのような外観を持たせ農村風景に融合させている。
●事業者:個人 / 所在地:北海道石狩郡
●竣工:1999年
●延床面積:59.62㎡

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