kkj 特集~涼しくすごす夏の工夫
ゼロから始める環境共生住宅 『夏を涼しくすごす工夫』
質問:一番涼しく感じるのはどの部屋かな?(クーラーを使わない場合)
答え:3号室
日よけを窓から離しておくと、窓の外側かのバルコニーが影空間になり涼しさをもたらします。4号室のように、日よけにすだれを使っても同じような効果がありますが、3号室のように日よけに植物を利用すると、すだれよりもし居室側に伝える輻射熱が少なくなるので、より涼しく感じます。
やってみよう!日射しを遮って、夏を涼しく!
すだれを使って、窓の前の空間に影をつくろう
- 窓の前の空間(例えばバルコニーや庭)に日影を作るように、よしずやすだれをかけましょう。
- 窓を開けて風を取り入れるなら、網戸があると助かります。風上と風下の窓やドアを開けておくと、風が抜けていきやすくなります。
- 窓を閉めてク−ラ−をつけて過ごす場合も、冷房にかかるエネルギー消費率を下げることにつながります。
緑のカーテンをつくる ~ 葉が大きく、成長の早い植物を選ぼう
- 葉の大きいゴーヤや、ヘチマなどを使うと、より効果的に日射を遮ります。
- プランターはカーテンの内側に置き、直射日光が当らないようにしましょう。
- 広い面のカーテンを作るなら、緑化ネットなどを使って、枝を横方向にも誘引してあげましょう
- 準備期間の目安:
5月上旬に苗を植えておくと、7月下旬の暑い時期には大分繁ってきます。実のなる種類を選ぶと、一夏、実りを楽しむことができます。 - 涼しくなったらネットを外し、秋から冬にかけての時期は、部屋に日照を取り入れて過ごしましょう。
もうひと工夫!部屋の中に涼しい風を取り入れる
打ち水をする ~ 雨水の活用も
- 家に面してアスファルト舗装の道路や駐車場がある場合は、打ち水をして、日中に貯えたえられた熱を冷ましてあげましょう。
- 日の高いうちに水をまくと、撒いた水も日射で熱せられ、逆に蒸し暑くなります。打ち水は朝晩のちょっと涼しくなった頃に行うと効果的です。
- 日の高いうちに撒く場合は、日なたよりも日陰に打ち水をすると良いでしょう。
温度計を活用する ~ 室内外の温度差を利用する
- 室内温度計を部屋の外側と内側に付けて、室内外の温度差を確認しながら、外の方が涼しければクーラーを切って窓を開け外の風をいれたり、外の方が暑ければ、窓を閉めて扇風機や除湿機をかけるなど、柔軟な暮らし方を楽しみましょう。
- 夜間の冷たい外気を部屋の中に取り入れて、建物を冷やすことができます。もし夜間換気をする場合は、就寝中も安心して窓が開けておけるような防犯対策も忘れずに。
もっと詳しく知りたい人は「kkjの夏の5カ条」もご覧ください。
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