ESHパッシブデザインツール
スタートアップガイド 例5.バルコニー立上り(手すりパネル)の日射遮蔽の有無
バルコニーの日射遮蔽
・2階子供室に面したバルコニーの立ち上がり部の有無による日射遮蔽効果の違いを確認
・バルコニーの出寸法は910mm
![立上がりあり](img/06/01.png)
![立上がりなし](img/06/02.png)
出典:建築環境・省エネルギー機構『温暖地版 自立循環型住宅への設計ガイドライン』を元に加工
設定項目
以下の設定でシミュレーションを行います。庇の検討と同様、赤丸がデフォルトに対して変更している箇所です。
![気象条件 小美玉(5地域)](img/06/03.png)
![建物条件 5地域の構法・仕様](img/06/04.png)
![設定項目 居住条件](img/06/05.png)
![設定項目 計算](img/06/06.png)
計算結果
スケジュールをLDのみ設定した場合
![自然室温時の13度を下回る時間(h/時間)](img/06/07.png)
![建物全体](img/06/09.png)
![子供室2](img/06/11.png)
![自然室温時の30度を上回る時間(h/時間)](img/06/08.png)
![子供室1](img/06/10.png)
結果
戸建住宅の場合には、プライバシー確保のためにバルコニー立ち上がり(手すりパネル)の部分を遮蔽している事例が多いとおもいます。計算結果からは日射の影響が子供室に表れており、直下のLDにも影響していることがわかります。立ち上がり部がない場合、夏の冷房負荷は増加しますが、冬には日射取得の影響で暖房負荷が減少し、トータルでは遮蔽がないほうが有利になっていることがわかります。
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