出版物・ツール

ESHパッシブデザインツール

スタートアップガイド

ツールの特徴

ESHパッシブデザインツールは、住宅設計の初期段階においてパッシブデザイン手法を設計に取り入れるための比較検討を効率的に行うための設計支援ツールです。専門知識やシミュレーションの経験がなくても手軽にシミュレーションを体験していただけるよう、明解なインターフェイスによる簡単操作を実現しています。さらに、一括レポートの出力と専用ビューワーによって、比較検討がしやすいアウトプットが得られます。
ホームページを通じて、評価のための手順の紹介や、マニュアルの整備・充実など、ツールを利用されるユーザーの皆様に貴重なノウハウを情報発信します。

パッシブデザインの設計フロー

※設計フローの詳細版はこちら

ツールの特徴

●パッシブデザインに特化した設計支援ツール、手軽にシミュレーションを行うことができます。
●世界で認められているEnergyPlusを計算エンジンに採用し、日本語環境でご使用いただけます。
●地域で活躍する設計者の支援を目的に開発、熱環境工学の深い知識がなくても活用が可能です。
●『早わかり設計ガイド』、『お勧め建材ガイド』、『フェノロジーガイド作成ツール』等と連携させて活用することで、地域の気候風土を活かした環境共生住宅の実現をサポートします。

初心者におすすめする理由

●計算を始めるための準備がとても簡単、事前入力の手間が最小限
●主要な計算結果とグラフが自動でレポート出力される
●仕様・構法の変更がデータセットをメニューから選択するだけのワンアクションで行える
パラメーター(設計・仕様)の変更が簡単に行えるので、パラメトリックスタディが手軽に行える

※パラメトリックスタディとは、解析モデルや条件に関わる様々な数値をパラメータとして定義し、パラメータ値を変化させながら繰り返し解析を実行することを指します。

操作方法とシミュレーションの流れ

シミュレーションのための設定は以下の手順で、簡単に行えるようわかりやすいインターフェイスを開発しました。

こんなことが評価できます

ツールにはサンプルモデルが組み込まれています。このモデルを使って様々なシミュレーションと検証を行うことができます。
その中から代表的なものをいくつかご紹介します。

ここで紹介するシミュレーションは、省エネ基準算定モデルであるModel01をベースモデルプランとして使用し、無償で利用できるIWECの気象データの中から茨城県小美玉(5地域)を用いて、木造充填H28省エネ基準相当の仕様を計算条件としています。

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実践ガイド

実際の設計プランをもとに、シミュレーションによって最適な設計・仕様を決定するまでの手順をご紹介します。

シミュレーションによって得られた計算結果の分析は、様々な視点からの確認と検証を重ねて慎重に行うべきものです。当然、パッシブデザインに関する十分な知識や知見に基づく正しい評価が行われることが前提となりますが、専門的な知識が十分でなく、シミュレーションの経験もほとんどないというユーザーでも、シミュレーションツールを実際に使ってみることで得られることがたくさんあります。

そこで、初心者にもシミュレーションに取り組んでいただけるように、ベースモデルプランの熱性能との比較を通じて評価する方法を提案します。ツールにはあらかじめ出力項目を絞って、グラフや数値で熱的性能を示すためのレポート出力機能が備わっています。これを使って、次の3つの視点から比較・検討を行います。

3つの視点

●自然室温・室温変動
●設定温度超過時間 
●暖冷房負荷量
サンプルモデルを用いた評価の流れ
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準備中

ライブラリー

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ツールには、あらかじめ構法・仕様の異なる6種類のデータセットが組み込まれており、メニューから選択するだけで、モデル全体に適用されます。性能や特性の異なるデータセットの中から、目的に応じて選択することで簡単にシミュレーションを行っていただけます。
既定のデータセットだけではなく、ユーザー自身で構法・仕様データセットを編集・作成することでオリジナルの断熱仕様を利用したシミュレーションを行うことが可能です。この手順を習得することで、ツール利用の可能性が一気に広がりますので是非チャレンジしてください。

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ツールでは、庇を作成するのと同様な手順で周辺建物の日射障害を評価する事ができます。ここではツールに添付されているサンプルモデルを使って、周辺建物の影響について検討する様子をご紹介します。

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隣接する建物の他に、樹木の作成方法と透過率の設定について簡単にご紹介します。

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快適性を示す指標のひとつとして、不快指数の表示機能を実装しました。暑くてたまらない(85 以上)、暑くて汗が出る(80〜85)、やや暑い(75〜80)の3段階で表示されます。

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オリジナルのプランをモデリングして、ツールを使ってシミュレーションを行っては見たが、計算結果をどのように評価したらいいのだろう? これは多くのユーザーが頭を抱えるところです。
そこで、サンプルモデルとの比較を通じて行うオリジナル住宅の評価方法を提案します。

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