環境共生住宅とは

環境共生住宅とパッシブデザイン

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パッシブデザインの事例(公共施設)

パッシブデザイン(passive design)とは、 建物を取り巻く自然環境の特性を活かし、室内を快適にするための設計手法です。
自然環境は季節ごと、地域ごとに異なります。そのためパッシブデザインで設計された住宅も様々な形をしています。

公共施設の事例

見学会レポートや環境共生住宅事例データベースなど、kkjサイト内に関連情報のあるパッシブデザインの公共施設の事例を紹介します。
写真もしくは関連リンクをクリックすると、kkjサイト内にある各事例の詳細情報が表示されます。
パッシブデザインを含む、環境共生住宅の事例は「環境共生住宅事例データベース」でも御覧いただけます。



太田市美術館・図書館
美術館と図書館を併設した文化交流施設

太田で育まれてきたものづくりの英知を継承しながら、市民によるこれからのまちづくりの拠点となることを目指して作られた公共施設。
5つの鉄筋コンクリート造の「BOX(ボックス)」の周りに、鉄骨造の「LIMB(リム)」によるスロープがぐるぐると取り巻く構成により、人は街を歩くように、自然に各階を巡ることが出来る建築となっている。

パッシブデザインの特徴:
・太田市の日照時間の長さを活かす自然光計画
・気流解析を活かし開口部の適切な配置を行い、テラスと屋内の最適な風環境を体現

事業主体:太田市
所在地:群馬県太田市
用途:美術館、図書館、ホール、カフェ
関連ページ:見学会報告レポート(会員専用)
公式サイト(外部リンク)

紫波町役場庁舎
国内最大級の3階建て木造庁舎

オガールプロジェクトの一つである紫波町役場庁舎は、PFI事業により、民間企業のノウハウの活用、設計・建設・運営管理を一体的に行うことで事業コストを削減した公共施設である。
3階建ての木造庁舎は国内最大級の規模で、構造躯体には100%の紫波町産のカラマツを使用。その他、下地合板から仕上げ木材に至るまで町産材の使用を徹底し、循環型まちづくりを体現した庁舎となっている。

パッシブデザインの特徴:
・無落雪の屋根構造(南勾配の片流れ屋根と太陽熱利用による自然融雪の促進)
・定風量吸排気スリットによる自然換気

事業主体:紫波町
所在地:岩手県紫波町
用途:役場庁舎
関連ページ:見学会報告レポート
公式サイト(外部リンク)

みんなの森 ぎふメディアコスモス
知と絆と文化が思いがけなく出会う場

建築家・伊東豊雄氏の設計による図書館と市民活動拠点の機能を併せ持つ複合文化施設。
知と絆と文化が思いがけなく出会う場の創出を目指して建てられた。
「大きな家と小さな家」というコンセプトから、館内には、それぞれに個性を持った親密な空間である「小さな家」が点在する。その周囲に外部からの光や風を取り込み、室内にいながら天気の変化を感じられるような空間となっている。

パッシブデザインの特徴:
・「グローブ」上部の水平窓による自然換気
・トップライトによる自然光利用
・長良川の伏流水を活かした熱源計画
・太陽光発電(採熱+発電)

事業主体:岐阜市
所在地:岐阜県岐阜市
用途:図書館、市民活動交流センター、展示ギャラリー、ホール
関連ページ:見学会報告レポート
公式サイト(外部リンク)

長池公園自然館(旧:長池ネイチャーセンター)
里山をテーマとする長池公園の拠点施設

里山をテーマとする長池公園の拠点施設。建築の大部分は木でつくられ、パッシブソーラーシステムによる換気暖房、屋上緑化、太陽電池による発電など、様々な方法で自然エネルギー利用が行われている。

パッシブデザインの特徴:
・パッシブソーラーシステムによる換気暖房

事業主体:八王子市
所在地:東京都八王子市
用途:公園管理施設、自然学習施設
関連ページ:環境共生住宅事例DB
公式サイト(外部リンク)

東部地域振興ふれあい拠点施設 ふれあいキューブ
積極的な木材利用を図った公共施設

「都市を新しい森にする」というコンセプトを掲げ、積極的な木材利用を図った公共施設。鉄骨造の1~4階の上に耐火木造の5~6階を載せたハイブリッド構造としたほか、井水の効果的利用、地熱・太陽光・太陽熱等の自然エネルギー利用によって環境に配慮した建物になっている。

パッシブデザインの特徴:
・井水の効果的利用
・地熱・太陽光・太陽熱等の自然エネルギー利用

事業主体:埼玉県、春日部市
所在地:埼玉県春日部市
用途:ホール、市民活動センター、パスポートセンター、保健センター、創業支援ルーム等複合施設
関連ページ:見学会報告レポート環境共生住宅事例DB
公式サイト(外部リンク)

瑞浪北中学校/スーパーエコスクール
生徒が自ら考えて行動するゼロエネルギースクール

「スーパーエコスクール実証事業」とは、省エネの徹底によりエネルギー負荷の低減を図るとともに、学校運営上必要なエネルギーを創エネ、蓄エネ等の技術を適用することで賄い、年間のエネルギー消費を実質上ゼロとするゼロエネルギー化を推進するための文部科学省による実証事業。
瑞浪北中学校は、平成26年度に当該事業の認証を受けた。瑞浪北中学校では、自動化できるシステムをあえて手動にしており、生徒自身が考えて行動し、省エネで快適な環境を作りながら、ゼロエネルギースクールを達成することを目標としている。

パッシブデザインの特徴:
・登り窯型の自然換気システム
・クールヒートトレンチによる地中熱の冷暖房への活用
・ライトシェルフによる積極的な自然採光の実現
・太陽熱ウォール設置による各教室の太陽熱暖房
・太陽集熱ルーフによるアリーナ内の太陽熱暖房
・高窓の設置による体育館内の自然換気

事業主体:瑞浪市
所在地:岐阜県瑞浪市
用途:中学校
関連ページ:見学会報告レポート
公式サイト(外部リンク)
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