暑さと人の関係

クーラーだけに頼らずに、少しの工夫で夏を涼しく過ごすにはどうしたら良いの?

その解決法を見つけるために、まずは人が「暑い」「涼しい」と感じるしくみからお話しましょう。

暑さを感じるしくみ

人の身体は、常に37度程度を保とうとしています。周辺の温度とは関係なく、体温を37度に保つためには、身体の外に余分な熱を捨てなくてはなりません。
温度は高い方から低い方へと流れる性質をもっています。夏の場合は、人の体温と周辺の気温が近付く為、体内の熱を外へ捨てるのが難しくなり、内に熱がこもり、人は「暑い」と感じるのです。

その他に、温度の高いものが近くにあると暑さを感じることがあります。例えば、夏のアスファルトからの「暑さ」を感じる時には、アスファルトという物体が発する熱を身体の表面で受け取って、人は「暑い」と感じているのです。


涼しさを生み出すポイント

人は暑くなると汗をかきます。これは体温の上昇を防ぐ身体のメカニズムです。
汗は皮膚から気化熱を奪って蒸発するため、人は涼しさを感じます。さらに汗をかいたところへ、風が吹いていればどうでしょう?
また木陰が涼しいのは、木の葉からの蒸散によって葉と葉の間の空気の熱が奪われ、周囲の温度が下がるためです。

暑さは気温だけで決まるものではなく、放射熱や湿度・風によっても影響されます。涼しさを生み出すポイントは、まさにここに隠されているのです。

(蒸散:木は根から水分を吸い上げ、光合成により酸素を作ります。残った水分は水蒸気にして葉の裏側から放出しますが、液体が気体に変わる際には熱が必要となります。蒸散は葉のまわりの空気中から熱を奪うため、結果、周囲の温度を下げることにつながります)

あなたの家の暑さを抑え、もっと涼しくすごすにはどんな工夫をしたら良いのでしょう?
2つの実験を通して、そのポイントを探してみましょう。
実験1
我家は何度?

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